こんにちは、コアテンです。
今回は、先日視聴した映画『ビューティフル・マインド』を紹介したいと思います。GWになんか観ようかなと思ってなんとなく視聴した映画でしたが、観て良かったと思った作品です。
今回は、この作品の感想や総評などについて、簡単にですが紹介したいと思います!
目次
米ソの冷戦中、アメリカ合衆国のプリンストン大学・数学科の博士課程に入学した風変りなジョン・ナッシュは、他の学生のように騒ぐことはなく、授業にも出ずに籠って一人で勉強を続けていた。
この世を支配する独創的なアイデア・画期的な理論(真理)を求めていたジョン・ナッシュ。
彼は、ある日 友人達とバーで飲んでいたときに、
ブロンド美女一人を皆で奪い合うよりも 皆で協力して利益を分かち合えば、美女の女友達も含めてグループ全体として最良の結果が得られるという「ゲーム理論」の着想を得る。
その論文が認められ、彼はかねてより希望していたマサチューセッツ工科大学のウィーラー研究所への推薦を得て、研究職に就くことになる。
ナッシュは、ウィーラー研究所で自らの研究と学生への授業を行っていたが、ソ連の原子爆弾に関する暗号解析を行うようになった頃から、徐々に精神が病んでいく…。
『ビューティフル・マインド』の見どころは、統合失調症の苦しみと、夫を支えた献身的な妻の愛だと思います。
この映画が発表されるまで、天才数学者であるジョン・ナッシュが統合失調症という病を患っていたことは、ほとんど知られていなかったと思います。なお、ナッシュは、マサチューセッツ工科大学での授業で出会った女学生・アリシアと後に結婚します。
多少ネタバレになりますが、ナッシュは、幻覚が見えるという類の統合失調症であり、ナッシュと共に妻・アリシアが悩み苦しんだ様子がありありと表現されています。
映画はどうしてもダイジェストになるので、これまでの人生を全て描くことはできませんが、ナッシュ本人だけでなく、統合失調症の夫・ナッシュと暮らす妻・アリシアもきっと大変な苦労の連続の日々だったと思います。
治療によって落ち着いてきたナッシュは、かつてのライバルを頼ってプリンストン大学に戻ります。
しかし、病気に苦しむナッシュを、学生達がからかう様子は身につまされました…。統合失調症が広く認知されていない頃なので仕方がないのかもしれませんが、その様子はかなり心にきました。
ナッシュは、投薬治療を続けると共に、幻覚を無視して折り合いを付けて社会復帰していき、ご存じのとおり1994年にノーベル経済学賞を受賞します。
ノーベル賞の受賞スピーチでのナッシュからの妻へのメッセージに涙しました。ノーベル賞受賞者の妻は大変と言われますが、そのことを再確認できる映画でした。
視聴中は心が苦しいけれども最後は感動できる作品だと思われるので、興味があれば一度観てみてくださいね。
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ナッシュが悩まされた統合失調症を疑似体験した感じがしました。