こんにちは、コアテンです。
5月上旬にナスを購入してきて、遅ればせながら6月上旬に鉢に植え替えました。しかし6月中旬になっても株が大きくならないことを不思議に思って良く観察してみると、ナスの茎が真っ白に傷ついたような状態になっているし、葉っぱも丸まって硬くなっているじゃありませんか。
これはもう明らかに病害虫の仕業だと思って、急いで調べてみると「チョノホコリダニ」の被害にあっていることが分かりました。
そこで今回は、ナスの茎が白くなる理由・チャノホコリダニの被害 と その対策について簡単に紹介したいと思います。
続編:「 ナスのチャノホコリダニ対策しました・経過報告(その1) 」
目次
チャノホコリダニとは、ダニ目ホコリダニ科に属するダニの仲間です。成虫は淡い黄緑色で、体長は約0.2mmと非常に小さく、肉眼では確認できない害虫です。
生長点(新芽など)を好んで食害する厄介なダニで、発生適温は20℃~30℃と高温でやや多湿を好み、8月~9月に多発します。
チャノホコリダニが特に好むのが、ナスやピーマンだと言われています。
チャノホコリダニの食害にあうと、ナスの株の上のほうの茎や新芽が傷が付いたように白っぽくなっていきます(下の写真を参照)。
生長点(新芽)が被害を受けると、それ以上、生長できなくなるようです。最初、一番花(一番最初に咲いた花)から実を付けさせたせいだと思っていました。
また、被害にあった葉っぱは萎縮して裏側に巻き込んだ形になり、硬くなってしまいます。
新芽が成長しないからか、一番花以外に咲いた花(3つの花)が全て落ちてしまいました。これじゃ収穫できません( ノД`)
チャノホコリダニは視認できない分、予防が難しいと思います。
ただし、日頃から葉や茎に水をかけて洗い流すことでチャノホコリダニの繁殖を抑えることができるようです。
テープで葉っぱや茎にペタペタ貼って剥がしてを繰り返すことで、チャノホコリダニを付着して捕殺することが可能なようです。
ただし、効果は低いと考えられます。
また、ナスは葉っぱや茎に産毛が多いため、テープでの粘着力が落ちるという問題もあります。
株が大きい場合は、被害にあった新芽や茎を切除して廃棄してしまうのも効果ある手段です。
被害にあっている場所には、大量のチャノホコリダニがいると考えてよいです。ここを切り離して廃棄することで被害が拡がるのを遅らせることができます。
最強の切り札は「農薬の散布」ですね。
目に見えない大きさの害虫は本当に厄介ですね。
トマトもそうでしたが(トマトサビダニ)、ナス科の植物にとってダニ被害はつきものなんですかね…。
ダニ被害は時間との勝負。いかに被害を早期に発見し、対策を早く講じられるかだと思っています。
チャノホコリダニは生長点から食害していくため、被害にあうと収穫量がガクンと減ってしまうので、すぐさま対策を講じてあげてくださいね。この夏、ナスをたくさん食べられるかどうかは自分の手にかかってますよ!
続編:「 ナスのチャノホコリダニ対策しました・経過報告(その1) 」
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬
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