こんにちは!コアテンです。
今年はミニトマトを育てているのですが、先日水やりをしているときに、葉っぱに妙な白い模様ができていることに気付きました!
「お、なにこれ?キレイじゃーん♪」
と一瞬思ってしまいましたが、葉っぱに白い線や白い模様ができていたので急いで調べてみました。
病気などにかかると、収穫量が低下するだけでなく、最悪枯れてしまうことにもなるので迅速な対処が必要なんですよね…。調べたところ、「ハモグリバエ(エカキムシ)」というコバエの食害であることが分かり、すぐに対処したおかげで何とか駆除に成功しました!
今回は、ミニトマトに発生したハモグリバエの食害の様子と、その影響、ハモグリバエの対処方法(駆除方法)などについて紹介したいと思います。
目次
前回:「 初心者だった頃の植物栽培での失敗談 」
次回:「 ミニトマトの実は完熟まで待ってから食べよう 」
まずは、下の写真を見てみてください。
子どもが葉っぱにイタズラ書きしたような「白い線(筋)」や「白い模様」ができているのが分かります。緑に白が映えて少しキレイですね。
単刀直入にいうと、ミニトマトの葉っぱに描かれる この「白い線」「白い模様」の正体は、ハモグリバエの幼虫(別名:エカキムシ)による食害(葉っぱを食べた跡)です。
ハモグリバエの成虫は、ミニトマトの葉に卵を産み付けます。
孵化したハモグリバエの幼虫は、葉肉を食べながら葉の中をウネウネと蛇行しながら葉の中を移動し、葉肉を食べられた部分が白っぽく見えるため、葉っぱに「白い線」や「白い模様」ができるんです。
なお、葉っぱを近くで観察すると、白い線や白い模様の中に黒い点が確認できます。これがハモグリバエの幼虫の排泄物です。
ハモグリバエの成虫は、約1~2mmの大きさで、どこからともなく飛んできて4月から10月くらいまで葉っぱに卵を産み付けます。ハモグリバエの幼虫は葉っぱを食べてサナギとなり、成虫へと成長します。
サナギは黄色っぽい色をしており、葉っぱの中や葉っぱの上に乗っていることが多く、葉っぱから下に落ちることも多いです(下の写真を参照)。
ハモグリバエの幼虫は葉肉を食べて成長するので、ミニトマトの実自体が食べられることはありません。
しかし、早めに駆除しないと大量に葉っぱが食害にあうため、見た目が悪くなるだけでなく、葉が変形したり、落葉したりして生育不良になり、最終的に枯れてしまう恐れもあります。
また、大量の葉っぱが食害されると光合成が阻害されるため、ミニトマトの収穫量や味の低下を招いてしまいます。
発見したら、早めに駆除するようにしましょう!
以下、ハモグリバエの幼虫の駆除方法について、オススメの順に紹介していきます。
・これが最も簡単だと思います。
ハモグリバエの幼虫による食害(葉っぱにできた「白い線(筋)」「白い模様」など)を見つけたら、白い線の先を辿ると(先端に)黄色いウジ虫を見つけることができると思います。
ウジ虫やサナギ(1mm~2mm程度の大きさ)を見つけたら、指やピンセット、爪楊枝などでハモグリバエの幼虫を挟んで潰してしまいましょう!
ウジ虫やサナギを触りたくない人もいると思います。
そんな場合は、手やハサミを使って 食害にあった葉っぱを部分的に切り、ウジ虫やサナギごと取り除くのも有効な手段です。
但し、食害にあった葉っぱがあまりにも大量の場合、全て切り取ってしまうとミニトマトの生育に影響が出てしまいます。
その場合は、前述した「幼虫やサナギを潰す」か「薬剤を散布する」のどちらかを選択しましょう。
家庭菜園の場合、薬剤の散布は最終手段にしたいですね。
まだ私も薬剤を散布する駆除方法は試していませんが、もし使うなら以下の薬剤を散布しようと思っています。
この薬剤の利点は、食用の植物にも使用可能なこと。
ハエは薬剤に対する耐性を獲得しやすいらしいので、短期間で徹底的に駆除してしまいましょう!
最も有効な予防方法は、ハモグリバエをミニトマトに近づけさせないことです。
例えば、以下に示すような、0.8mm目以下(ハモグリバエの成虫が入れない大きさの網目)の害虫侵入防止用の防虫ネットやメッシュで覆ってしまうのが早いと思います。
いかかでしたか?
植物を育てていると、色々なことが目まぐるしく起こって刺激になります。だからこそ、収穫時や花の開花時の喜びが増すのでしょうね。
害虫や病気には迅速に対応して、この夏は収穫量を増やしていきたいです!
それでは。
前回:「 初心者だった頃の植物栽培での失敗談 」
次回:「 ミニトマトの実は完熟まで待ってから食べよう 」
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