こんにちは!コアテンです。
突然ですが皆さんは「シバンムシ」という虫をご存じですか?
暖かくなってくる初夏から秋にかけて家にある乾燥食品に大量発生することが多い茶色い甲虫であり、小型版コガネムシのような姿をしています。
実は、私の実家では去年に引き続き今年もこのシバンムシが大量発生してしまいました(>_<)
すでに家を出ており、私自身は実家で長く過ごすことはありませんが、「これは早めに何とかしておかなければ!」と思い立ち、シバンムシについて簡単に調べました。
そこで今回は、このシバンムシについての「生態」や「予防・駆除方法」について簡単に紹介したいと思います。
(※ 虫の写真を掲載しているので、虫が苦手な人はご注意ください ※)
目次
シバンムシとは、漢字で「死番虫」と表記されます。
害虫となっている種は、大きく分けて「食品害虫」「建材害虫」「書籍害虫」の3種類に分かれますが、本記事では「食品害虫」であるシバンムシを主に紹介します。
・食品害虫のシバンムシは、体長1mm~数mm程度のゴマ粒くらいの茶色い甲虫で、植物性乾物であればなんでも集まります。成虫の見た目は、小さなコガネムシのような形状をしています。
・シバンムシは20~30℃前後の温度環境を好み、主に4月から11月くらいまで発生します。なお、成虫は午前中ほとんど活動せず、午後から夜間にかけて歩き回ったり、飛んだりと活発に活動します。
なお、私の実家で食害されたことのある食品は、米や小豆、米ぬか、スパゲッティー、砂糖などです。
小豆に大量発生したときは、夜中カリカリカリと動き回る音(?)が聞こえてきて不気味でした(汗)
下の写真は、シバンムシに食害された米ぬかの袋の様子です。
シバンムシは噛む力が強いため、ビニール袋やパスタや乾物の包装用ビニールパック、保存用バッグ程度であれば、容易くかじって穴を開けて侵入します。
・実は、シバンムシは人を刺したり噛んだりせず、病原体を媒介したという報告はありませんし、人が食べて食虫毒を起こしたという報告も今のところありません。
しかし、乾燥食品に大量に集まっているのを見るのは非常に不快です。また、大量発生した食品には糞が混じっているうえに、卵が確実に産みつけられています。
・また、シバンムシ自体にはそこまで害はなさそうですが、シバンムシの幼虫は「シバンムシアリガタバチ」という体長2mm程度のハチに、かなりの確率で寄生されています。
この「シバンムシアリガタバチ」に刺されると痛みや痒みがあり、腫れることもあるので注意が必要です。
以下、シバンムシによる食害を防止する方法について簡単に説明します。
乾燥性植物がむき出しで散らばっていると、シバンムシが寄ってきやすくなります。
まずは、食品の保管場所を掃除し、シバンムシの食べ物が無いと認識させること、シバンムシが寄り付きにくくすることが先決です。
「米」と「砂糖」と「小豆」を剥き出しの状態で置いておいたところ、「米」と「砂糖」のみシバンムシが集まってました。
あくまで予想になりますが、どちらかと言うと消化しやすい糖分の多い食品を好んでいるのではないかと考えらえます。
上述したように、シバンムシは噛む力が強く、ビニール袋などに穴を開けて侵入してしまいます。
一度開封した食品は、輪ゴムやクリップで封をするのでなく、フタをしっかり閉めることのできるタッパーやガラス製のビンなどの密閉容器に移し替えて保存することで、シバンムシの侵入を防ぐことができます。
下の写真のように、米などは袋から出して米びつに入れるのも、シバンムシによる食害を予防する一つの手段です。
以下、シバンムシを駆除する方法を紹介します。
・シバンムシが発生した食品は、ビニール袋などに密閉して廃棄してしまいましょう!
殺虫剤や燻煙剤などを使用してシバンムシを駆除する方法もありますが、食品に殺虫剤などの薬品をかけるのは抵抗があると思います。そのため、この方法が最も簡単かつ早く、確実な手段だと言えます。
また、一度シバンムシが発生した食品には確実に卵が産みつけられているので、一気に食べないと、すぐにまた発生してしまいます。
いかがでしたか?
梅雨から夏にかけて大量に発生して私達を悩ませる害虫「シバンムシ」。
私達の家の中を我が物顔で飛び回らせないよう、しっかり予防と駆除をして快適な生活を送りたいものです。
皆さんもご注意くださいね。それでは!
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ですので、食品の保管場所の通気性は良くしておきましょう。