こんにちは、コアテンです!
今年の4月からミニトマトを栽培しているのですが、それから毎日の日課となっている「脇芽かき」という作業があります!
これを怠ると、ミニトマトの生育が上手くいかなかったり、葉っぱが多くなりすぎて病気の原因にもなりかねませんので、水やりと並んで大切な農作業の一つです。
今回は、
などについて紹介したいと思います。
目次
★「脇芽(わきめ)」とは、主茎と葉の付け根(境目・節)付近から出てくる芽(側枝)のことです。
下の写真の赤丸の部分が「脇芽」です。太い茎と、そこから横に伸びた葉との境目(節)部分からニョキと生える芽です。
★「脇芽欠き」とは、読んで字の如く、脇芽を欠く(切り取る・摘み取る)ことです。
★ 脇芽は驚くほど成長が早く、主茎よりも数倍早く成長していきます。放っておくとドンドン生い茂っていき葉っぱが密生してしまいます。
下の写真のように、見つけたときに小さくても、わずか数日で急成長して主茎よりも大きくなってしまいます。
★ 脇芽かきが必要な主な理由は次の(1) (2)のとおりです。
★ 脇芽は、先ほど説明した「太い主茎と葉の付け根(境目)付近から出てくる芽」と覚えていれば、簡単に見分けることができます。
しかし、下の写真のように、ミニトマトの上の方(先端部分)は茎が細く、小さな芽も入り組んでいるため、どれが脇芽なのか見分けにくいことが多いです。
そんなときは、ミニトマトの上の方の脇芽はとりあえず置いておき、下の方(根元側)の分かりやすい脇芽から摘み取っていきましょう!
・上の方の脇芽は少し成長すれば、見分けやすくなるので、その時になってから摘み取りましょう。
脇芽かきを行う際のポイントは次のとおりです。
・脇芽を欠いた部分は、病気の原因となる病原菌が入りやすい傷口です。
その傷口が、土に触れたり、水に濡れたりすると、そこから病原菌が入ってミニトマトが病気にかかる恐れがあります。脇芽を欠いた部分が、土に触れたり、水に濡れたりしないように気を付けましょう!
・そして脇芽かきは、空気が乾いていて傷口の乾きやすい、晴れた日に行うのがベストです。
・また、剪定バサミなどの刃物を用いて脇芽かきを行うと、刃の部分に付着している細菌やウィルスが傷口から侵入し、ミニトマトが病気にかかってしまう恐れがあります。脇芽かきには、ハサミなどの刃物は使わず、指などで行いましょう!
何度か試したところ、以下のいずれかの方法で脇芽を欠くと、失敗しないと思われます。
①
まず、脇芽の根元(青白い円の部分)を指で持ってから、脇芽を手前に倒して折ります。② 次に、脇芽を奥に倒して折れば、キレイに脇芽が取れます(反対に、脇芽を奥に倒して折り、その後に手前に倒して折ってもキレイに取れます)。
①
まず、脇芽の根元(青白い円の部分)を指で持ってから、脇芽を手前に倒して折ります(脇芽は奥に倒して折っても構いません)。② 次に、脇芽が伸びている方に引っこ抜けば(千切れば)、キレイに脇芽が取れます。
★ 基本的に「脇芽は、2回 別の方向に折る」ことにより、脇芽欠きで失敗する確率はかなり減ります!
一応、失敗例も紹介します。
上の写真は、脇芽かきに失敗した箇所を撮影したものです。
上の写真のように、脇芽を手前に倒して折ってから、そのまま手前に引っ張ってしまうと、外皮がめくれていって傷口が大きく(長く)なってしまうことがあります。ご注意ください。
いかがでしたか?
脇芽かきをすることで、ミニトマトの収穫量が増えるだけでなく、病害虫の発生も抑制できるので、できれば数日に一度はやってみてくださいね♬
なお、脇芽があまりに大きくなってしまった場合は、折った脇芽を挿し木することもできるようですので、悲しまなくても大丈夫です!
脇芽を欠いて、長くミニトマトの収穫を楽しみましょう♪
それでは!
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