こんにちは!コアテンです。
突然ですが、皆さんのお宅のキッチンや洗面所には「分岐水栓」が取り付けられていますか?
あまり聞きなれない言葉だと感じる人もいるかもしれませんね。
実は先日、私は実家用に食器洗い乾燥機(食洗器)を購入しました。
しかし、この食器洗い乾燥機を使用するためには既存の水栓に「分岐水栓」を取り付ける必要があるとのこと。
早速 実家の既存の水栓に取り付けられる分岐水栓を調べて取り寄せることにしました。
しかし、分岐水栓が結構高いうえに、さらに別途業者さんへの取付工事費も発生してしまうというのが分かりました!
そこで、割と家の中にいる時間も多かったので「これはもう自分でやるべきだな!」という結論になり、分岐水栓の取り付け工事は DIY(自分で設置)することに決めました!
いざ自分で取り付け工事をしてみると、意外と簡単にできたうえに色々勉強になって楽しかったです。
この経験をシェアするために今回は「分岐水栓の取付方法」や「必要な工具」などを順序だてて写真付きで紹介したいと思います!
(分岐水栓 CB-SSC6を取り付けられる人 専用の記事になると思われます)
目次
参考:「 一人暮らし用におすすめの食器洗い乾燥機(3選) 」
まず、家の水栓に取り付けられる分岐水栓を調べました。その方法は次の順のとおりです。
既存の水栓の型番(種類)を調べる方法は色々ありますが、一番確実なのは納品書(なければ、設計書や見積書など)で確認することです。
納品書などが無ければ目視で型番が印字されていないか確認します。
私の場合は、幸い家に保管してあった見積書があったので、これを見て既存の水栓の型番を確認できました。
実家の水栓は、TOTO製の「KNTKG31UPBX」でした。
・購入した食器洗濯機はPanasonic製だったので、分岐水栓もPanasonic製にしました。
以下に示す「Panasonicの公式ホームページ」には、自宅の水栓に適合する分岐水栓を検索することができます。
参考:「 Panasonic 住まいの設備と建材 分岐水栓の検索 」
・下の写真のように、検索窓(赤枠を参照)に既存の水栓の型番を入力すると、適合する分岐水栓が分かります。
必要な分岐水栓が分かったら、それを購入するだけです。
分岐水栓の取付工事をするにあたって、「必須の工具」と「あると便利な工具」に分けて紹介します。
(1)ウォーターポンププライヤー
分岐水栓の取付工事では、ウォーターポンププライヤーは必須です!
これ一つで、今回の取付工事のほとんどの作業ができるといっても過言ではありません。
余談ですが、家の中を調べたらこの工具が合計 5個あって驚きました。まあ、便利だしね(笑)
プライヤー三兄弟(笑)
(2)マイナスドライバー
自宅の水道の止水栓が手動タイプではない場合、この止水栓を閉じるのに使用します。
(1)ラジオペンチ
分岐水栓の取付工事では、細く狭い(指を入れにくい)ところにある部品をつまんで持ち上げる作業があるので、「ラジオペンチ」があると便利です。
もしなければ、一応「ピンセット」でも代用可能です。
(2)モンキーレンチ
分岐接続(分岐コックの取付け)でナットを締める際に使用します。
但し、ナットに傷が付いても問題なければ、先ほどのウォーターポンププライヤーで締めることも可能です。
分岐水栓(CB-SSC6)を購入したら、実際に取り付けていきます。具体的には、既存の水栓を分解して、分岐水栓を取り付けます。
台所にある水栓の「止水栓」を閉じて断水します。大体は、台所のシンクの下の物入れの中にあります。
下の写真は、ウチのシンク下の止水栓の様子です。蛇口の付いた手動タイプの止水栓もあるようですが、ウチの止水栓は異なっており、マイナスドライバーで閉めるタイプでした。
赤矢印の方向にマイナスドライバーで止水栓を2つとも締めます。2つある止水栓の一方が温水用で、もう一方が冷水用となっています。
取付工事の後、止水栓を元の位置(角度)に戻すためです。
止水栓を締めたら、水栓の蛇口(レバーハンドル)をひねって水が出るかどうか試してみます。
止水栓を締めても水が止まらない場合は、大元にある「水道元栓」を締めて水を止めます。水道元栓は量水計(水道メーター)の近くにあります。
戸建て住宅の場合は、道路に面した敷地内の地面に埋まってます。
上の写真の赤矢印のように、水道元栓を右回りに回転させて元栓を閉じます。
・集合住宅の場合、水道元栓は電気メーター等と共に、玄関ドア付近のパイプシャフト内にあることが多いです。
水栓本体の根元を持ち、蛇口(レバーハンドル)を力をこめて垂直に引き抜きます。
意外とスコンと抜けます(裏側、汚くてスミマセン)
次に、ラジオペンチ(またはピンセット)を使って「ストッパー」を取り外します。
その後、「カートリッジ押さえ」を手で回して取り外します。
「カートリッジ押さえ」を外した後、下の写真のように、ウォーターポンププライヤーで「作動部」を挟んで、「カートリッジ」を垂直に引き抜きます。
「カートリッジ」を取り外した後、中を見てみると下の写真のようになります。
まだ中(水栓本体の底部)に「ゴムパッキン」と「バネ」が残っているので、これらをラジオペンチ(またはピンセット)でつまんで取り出します。
(かなり細くて狭いので指で取り出すのはおそらく不可能です)
取り出したゴムパッキンとバネは、今回使用することはありませんが保管しておきましょう。
余談ですが、実家のゴムパッキンは経年劣化で砕けてしまい、カスが残ってしまいました(;;)
分岐水栓(CB-SSC6)を取り出して各部の確認をします。
確認したら、分岐水栓を水栓本体に取り付けます。
具体的には、水栓本体の上に分岐水栓を載せます。その際、水栓本体の底部にある「凹部」に、分岐水栓の「連結パイプ」の突起をはめ込むようにします。
水栓本体の上に分岐水栓を載せたら、分岐水栓の「取付ナット」を手で回転して締め、固定します。
次に、分岐水栓(CB-SSC6)にカートリッジを取り付けます。
下の写真に示すように、カートリッジ下面には凹部があり、分岐水栓の内部には新しいゴムパッキンとバネが付いています。
分岐水栓(ハブ)にカートリッジを取り付ける際、カートリッジ下面の凹部に、ゴムパッキンをはめ込むようにします。
カートリッジを取り付けた後、「カートリッジ押さえ」を回して締めます。
「カートリッジ押さえ」を取り付けたら、次に「ストッパー」を取り付けます。
その後、下の写真のように「作動部」に「ハンドルレバー」を差し込んで取り付けます。
最後に、分岐水栓本体に、分岐(コック)部品を取り付けます。
具体的には、「フィルターパッキン」を間に挟んで「分岐取り出し口」に「分岐(コック)」を差し込み、モンキーレンチ(またはウォーターポンププライヤー)でナットを締め付けます。
これで取り付け作業は完了となります。
その後、止水栓や水道元栓を開いて元の状態に戻し、水栓から正常に水が出るかどうかを確認します。
いかがでしたか?
個人的には、今回の取り付け工事で「ウォーターポンププライヤー」の万能さに驚かされました(笑)
意外と簡単にできてしまうので、迷っているのであれば是非自分でやってみてください!
専門の業者さんに頼むと工事費が取られてしまいますが、自分で作業すれば無料でできますよ♪
コロナ禍の影響による巣ごもりで、DIYや家庭菜園に目覚めたという方も多いと思います。
私もその一人なので、できることがあればドンドン試して、上手くいったことを紹介したいと思います。
それでは!
参考:「 一人暮らし用におすすめの食器洗い乾燥機(3選) 」
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