こんにちは、コアテンです。
もうタイトルで分かってしまったと思いますが、カタツムリでました。
先日、ペチュニアの苗を育てていたところ、苗が倒れていて葉っぱに穴が空いていました。「あー、土に接触して穴が空いてしまったか…」と思っていたところ、よく見ると見覚えのある虫がいました。
そうです、カタツムリです。植物を育てる者にとってコイツ等はかなりの害虫です。
そこで今回は、カタツムリの生態 と 駆除方法について簡単に紹介したいと思います。
参考記事:「 ナメクジの生態と予防策、駆除方法 」
参考記事:「 アブラムシの駆除対策と予防方法とは? 」
目次
5月下旬、ペチュニアの苗の葉っぱに穴が空いているのを発見しました。
でも、そこで何か動いたものがあって気付きました(笑)
メチャクチャ小さかったですが、よく見ると見覚えがあるフォルムが…。カタツムリの幼体だと分かりました。今まさにお食事中でした(#^ω^)
接写して拡大モードで撮影した写真。体長は2mmくらいですが、結構な量の葉っぱが食い荒らされました。
外に出した覚えがないのにカタツムリが生まれた!? 培養土に卵が混入していたのかもしれません。
カタツムリ(蝸牛、デンデン虫)とは、陸に住む巻貝の通称です。殻以外は他の軟体動物と同じく、その体のほとんどが水分で構成されています。
乾燥していると殻の中でじっとしていますが、多湿の時期に這いまわり、特に4月~6月や9月10月によく見られます。
カタツムリはコケなども食べますが、主に草花や広葉樹、農業や園芸などで育てている植物を食い荒らします。大量に発生すると作物などに壊滅的な被害をもたらす農業害虫でもあります。
おろし金のような多数の歯のある舌を持っていて、植物を削り取るようにして食害します。
なお、カタツムリは貝殻の材料となるカルシウムを求めてコンクリートから染み出てくる炭酸カルシウムも食べます。そのため、雨の日にコンクリート塀などでもよく見かけられます。
カタツムリはナメクジと同様、寄生虫や病原菌の宿主となっている場合があります。
カタツムリの身体はネバネバした粘液で覆われており、移動の際も粘液を出して歩行しますが、カタツムリ本体だけでなく粘液にも寄生虫がいることがあります。特に、東南アジアや沖縄では死亡例も報告されている「広東住血線虫」がいる場合もあります。
カタツムリに触った場合はよく手を洗いましょう。
また、カタツムリの被害にあった野菜は生食しないこと(または、生食する場合にはよく洗うこと)を徹底しましょう。
カタツムリは、ジメジメした土の中に産卵します。卵は、白っぽいな小さな球で一度の産卵で100個くらい生みます。
カタツムリは雌雄同体の種類と雌雄異体の種類があるようです。
カタツムリはジメジメした場所を好むため、湿気の多い場所を作らないことがカタツムリ予防になります。
例えば、庭の場合は雑草を切り取って地面が見えるようにしたり、プランターと地面の間に台を置くなどして通気性を良くしましょう。
コーヒーのカフェインに忌避効果があることが知られています。
これを利用して、土にコーヒー殻を撒いておくとカタツムリが寄ってきにくくなるらしいです。(本当にナメクジと一緒だな‥)
薄めた酢や木酢液にも忌避効果があるようです。
薄めた酢などをプランターの周りに散布したり、塗っておいたりすることで、カタツムリが寄ってくるのを防ぐことができます。鉢底皿に溜めても良いかもしれません。
銅にはカタツムリやナメクジの忌避効果があります。カタツムリの粘液が銅と反応するためと言われています。
鉢で育てている場合には、❶ 鉢の縁の周りに銅テープを巻いておけば、カタツムリが上ってくるのを防げますし、❷ 鉢周辺に銅テープを貼り付けておくことで、カタツムリが寄り付かなくなって被害が抑えられます。
最もポピュラーな駆除方法で、多くの方がご存じかと思います。ナメクジにも使えますが、もちろんカタツムリにも使用できます。
カタツムリに塩をかけると、浸透圧の関係で、身体の水分が外部に飛び出てきて、脱水症状を起こして死にます。
例えば、ティッシュなどでカタツムリを掴んで、そこに塩をかけてから丸めて捨てれば良いと考えます。こうすれば、潰したり刺したりせずに、塩害の被害もなくカタツムリを駆除できます。
カタツムリに熱湯をかけると簡単に殺せます。
タンパク質は40℃を越えると凝固します。特に、カタツムリは身体が小さいのでちょっとお湯をかけると、体温が一瞬で上昇します。
カタツムリは意外と弱くて、尖った枝や爪楊枝などを刺す(突く)、潰すなどでも簡単に捕殺が可能です。殻にも血液が流れているようで、殻を割っても捕殺が可能です。
しかし、この方法は自分の手で殺す必要があるため、心理的なハードルが高いかもしれません。そのため、塩や熱湯をかけて捕殺する方が楽だと思われます。
カタツムリは、ナメクジと同じく、ビールに誘因されることが分かっています。
ビールの飲み残しなどを置いておくと、集まってきます。ビールで溺死することもありますが、逃げ延びる個体もいるようなので、ビールに塩やカタツムリ駆除剤などを入れておくことで捕殺できます。
(1) 園芸植物の場合には、土に撒くタイプの以下の殺虫剤がオススメです。
(2) 土に撒いたり、混ぜたりしたくないという人には、置くだけタイプの殺虫剤がオススメです。植物の近くに置くだけでナメクジとカタツムリの両方を捕殺できます。
土をリサイクルして他の植物などに使い回そうという場合には、こちらの殺虫剤が良いと思います。
普段何気なく見ていたカタツムリが こんなに嫌な害虫だったとは…。
植物を育てている人にとっては、ナメクジとともに、見つけたら即駆除したい害虫です。正に『家庭菜園の敵』。大切に育てている植物を食い荒らす害虫は、全て駆除したいですね。
でも、ナメクジもカタツムリも寄生虫がいるかもしれないと思うと、ますます素手では触りたくないです (;^ω^)
参考記事:「 ナメクジの生態と予防策、駆除方法 」
参考記事:「 アブラムシの駆除対策と予防方法とは? 」
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬
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