Categories: 園芸・家庭菜園

屋外のレモンにはアゲハ蝶がよく卵を産み付ける件について

こんにちは!コアテンです。

 

去年の6月にレモン(リスボン)を手に入れてから約一年。今年からは外に出して育てていましたが、先日ついにアゲハ蝶の卵を発見しました!

 

以前から柑橘系にはアゲハ蝶の卵が産みつけられると聞いてはいましたが、本当でした。ハダニがいないか葉の裏を調べていたら、葉の裏に黄色い卵が…(笑)

小学生とかであれば、自由研究などの観察対象として保護するかもしれませんが、レモンを育てている私にとっては立派な害虫です。

 

 

出オチになりましたが、今回は「実際のアゲハ蝶の卵の様子」「アゲハ蝶の卵・幼虫」などについて簡単に調べたので紹介したいと思います。

 

 

前回:「 レモンのハダニの被害とその駆除方法

次回:「 好光性植物を上手に発芽させる方法とは

実際に産み付けられたアゲハ蝶の卵

上にも書きましたが、先日レモンの葉っぱにハダニがいないか調べていると、黄色い球が付着しているのを発見しました!

 

 

下の写真は、実際に剥ぎ取った卵の様子です。

直径は約1mm強くらいで思いのほか小さかったです。

正直、これがアゲハ蝶の卵かいまいち確信が持てなかったので、孵化させてみることに…(豆腐の空パックの上に卵を置いて放置)

 

卵を見つけてから2日後、卵が黒く変色しはじめてました。

 

 

その夜、寝る前にもう一度確認したら卵が無くなっているではありませんか! よ~く見るとパックの縁に黒い物体が付着していました。

やはりアゲハ蝶の卵だったか…。

・アゲハチョウの卵は産み付けられてから約2日で孵化するようです。

・卵の殻がどこにも見当たらなかったので、幼虫が食べてしまったと思われます。

 

ハラペコアオムシのようなのを想像していましたが、まさかの黒。小さいときは黒く大きくなるにつれて馴染みのある緑色のイモムシになるようです。

接写した姿がキモイですわ~(笑)

早速、検索して調べてみましたが、どうやら「ナミアゲハ」の幼虫だと思われます。

 

Googleで検索すると、予測候補に「かわいい」の文字が…。緑色の丸々太ったイモムシなら何となく分かりますが、この状態だと完全にただの毛虫です(笑)

 

今回、卵を孵してしまったので、血迷って一瞬育てようかとも思いました。

が、去年はレモンの実がなることはなく、今年こそ実を付けてほしかったので、心を鬼にして捕殺しました。

私には無理でしたが、逆にアゲハチョウの幼虫を卵から育てたいのであれば、柑橘系の植物を育ててみるのも一つの手段かもしれませんね…。

 

葛藤して捕殺を決心したその翌日に、レモンの葉っぱを確認していると、再び幼虫を発見しました!まだいたんかーい!

どこかに産み付けられていた卵を見逃していたようです。

ちなみに、この記事を書いて投稿するまでの間にも更に20個ほど卵が産みつけられました(2020年8月5日まで)。口コミが広がってるのか、一日に8個産み付けられたことも…。

うちのレモンを食い尽くす気か!!

卵は、葉っぱの表面・裏だけでなく、緑色の茎にも産み付けられました
【8月23日追記】

・アゲハチョウの卵が産みつけられた期間: 7月下旬から8月下旬
(新芽が出たときだけ産み付けられました)
・産み付けられた卵の累計数: 65個
・一日に産み付けられた最大数: 20個

アゲハチョウによるレモン食害の最終報告(食害期間と累計数)は、次の記事に載せています。

参考記事:「 家庭菜園の近況報告・イチゴの苗購入・シクラメンの購入など・2020年10月

 

 

下の写真は、生まれたばかりの幼虫に一日食べられた葉っぱの様子です。

朝見たときには見落としていましたが、夕方に幼虫がいることに気付いて慌てて捕殺しました。たった一日でかなりの面積を食べられてしまいました (>_<)

 

チョウの幼虫は驚くほどの偏食家

少し調べてみましたが、チョウの幼虫は驚くほどの偏食家ということが分かりました。

チョウの幼虫は、種類によって食べる葉っぱの種類が決まっているため、チョウは自分の子(幼虫)が食べる植物に卵を植え付けるとのこと。

 

・例えば、「モンシロチョウ」の幼虫はキャベツを食べますし、「アゲハチョウ」の幼虫は柑橘系(ミカンやレモンなど)の葉を食べます。

また、「キアゲハ」の幼虫はニンジンなどのセリ科の植物を食べますし、「アオスジアゲハ」の幼虫はクスノキの葉を食べます。

・なお、その幼虫が食べる種類の植物以外の葉っぱを与えた場合、その幼虫は餓死してしまいます。

 

なお、卵から孵ったばかりの黒い幼虫は、柔らかい新芽・新葉だけ食べ、大きくなるにつれて硬い葉っぱも食べられるようになります。

そのため、幼虫が大きくなる頃には葉っぱが食い尽くされてしまいます。

 

チョウはどのようにして産卵場所を見分けるのか

まず、チョウは飛びながら複眼で植物の色や形、ニオイをたよりにして産卵場所となる植物を探します。

そして、産卵場所になる可能性のある植物にとまってから、味覚を持つ「感覚毛」と呼ばれる毛が生えた前足で葉っぱを触って味を確かめ、幼虫の食物となる植物を判別しています。

 

レモンなどを育てている人はご存じだと思いますが、葉っぱ(特に柔らかい新芽・新葉)からは とても良い柑橘系のニオイがします♪

あのニオイにチョウが誘われるのも分かる気がします。

 

おわりに

いかかでしたか?

来年であればアゲハチョウを育ててたかもしれませんが、今回は駆除することにしました。

 

気付いたら葉っぱがなくなっていたなんてことがないように、害虫は確実に駆除したいものですよね。

この調子だと、今年は何個 卵を産み付けられるのでしょうか…心配になります(^▽^;)

 

早めに幼虫を見つけたら、駆除するか育成するかを選択が可能ですので、皆さんも毎日自分が育てている植物の状態を確認しましょう!

 

それでは。

 

前回:「 レモンのハダニの被害とその駆除方法

次回:「 好光性植物を上手に発芽させる方法とは

コアテン

関西でフリーランス生活を送る元サラリーマンのメンズです。 最近、家庭菜園を始めました!将来の夢は「田舎で自給自足のスローライフ」 毎日いろいろ試行錯誤しながら、日々の出来事や学び、成果などを発信してます♬

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