Categories: 園芸・家庭菜園

葉は土に接触させない方が良い?苗を植え替えるときの注意事項

こんにちは!コアテンです。

 

植物を育成していると実に色々なことが起こります。

発芽した苗を鉢に植え替えたのに上手く育たないことだってあります。

 

実は6月初旬に私は発芽したペチュニアの苗を鉢に植え替えたのですが、一ヵ月後の7月初旬に鉢植えを見ると、

「枯れている苗がある」だけでなく、それどころか葉っぱの一部が溶けたように穴が開いている(虫食い状態になっている)苗がある」ことに気付いてしまいました。

どうしてだろうと思って観察していたところ、どうやら葉っぱが土に触れている苗が枯れていることに気付いて調べてました!

 

そこで今回は、発芽した苗の植え替えるときの注意事項として「葉っぱが土に接触すると何が起こるのか」についてと、「その問題の対処方法」などについて紹介したいと思います。

 

 

前回:「 好光性種子を上手に発芽させる方法

次回:「 レモンのハダニの被害とその駆除方法

葉っぱが土に接触させない方が良い理由

まず、葉っぱが土に接触した場合に何が起こるのか説明します。

・土壌中には、糸状菌や細菌をはじめとする数多くの微生物が生息しています。これらの微生物は、土壌に含まれる有機物などを分解し、植物の生育に必要な養分を作り出して土壌環境を整えてくれる必須の要素です。

 

しかし、この土に植物の葉っぱが常に接触していると、接触している部分(葉っぱ自体)がこれらの微生物によって分解されてしまいます。また、葉っぱにある傷や気孔などから菌類が侵入して病気にかかる可能性もあります。

 

このため、土に接触した植物の葉っぱが枯れたり、溶けたように欠損したり(分解されたり)するようです。

 

発芽したばかりの苗は、簡単に倒れてしまうんですよね…。

今思うと、私の場合、水やりのときに苗がパタンと倒れてしまい、葉っぱが土に接触することが多かったです。

そのせいで、下の写真のように、ペチュニアの葉っぱが枯れたり、虫食いのように欠損してしまいました(赤い囲み内を参照)。

 

・植物の葉っぱが土に接触していると、枯れたり、病気になったりする確率が高まるらしいです。

・特に、発芽したばかりの植物は非常に弱いので、葉っぱを土に接触させないようにしましょう。

 

 

 

発芽した苗を植え替えるときの注意事項
(苗の葉を土に接触させない方法)

次に、苗の葉っぱを土に接触させないようにするための方法を説明します。

 

水やり時、水を葉っぱにかけない

植物への水やりは、葉っぱにかからないように(上の写真のような)細い注ぎ口のある容器で根本に水をあげましょう。水をあげる際に葉っぱをかき分けても良いと思います。

 

 

発芽したての苗は茎が柔らかいため、ジョウロなどでシャワーのように植物全体に水をかけると、パタンと簡単に倒れてしまい、葉っぱが土に接触してしまいます。

植え替えたばかりで苗が土にしっかりと活着していない場合に、勢いよく水をかけると土がえぐれて根ごと倒れる恐れもあるので注意してください。

 

余談ですが、最近の研究では、
「雨というのは病原菌を拡散させる主な要因のため、雨が降ると植物はパニック状態に陥り、ストレスホルモン(科学的信号)を発して自衛の備えをしている」ということが明らかになっています。

 

 

 

支柱を立てる

水をかけても植物が簡単に倒れないよう、植物の周りに支柱を立てるのが良いと思います。

 

その場合、普通の支柱だとあまりにも大きすぎるので、私のオススメは「割りばし」「爪楊枝」などを使うことです。

細くて短いので、根っこを傷つけ難く、簡単に土に刺せます♪

倒れないように、苗の周りに支柱を複数立てて支えても良いと思われます。

なお、支柱は後で抜いてもいいですし、そのままにしてもどちらでも構いません。

 

 

 

おわりに

いかかでしたか?

発芽して直ぐや植え替えしたときは、植物が特に枯れやすい時期でもあります。

 

ここを乗り切って花が咲く時期、収穫の時期を楽しみに待ちましょう♪

それでは。

 

前回:「 好光性種子を上手に発芽させる方法

次回:「 レモンのハダニの被害とその駆除方法

コアテン

関西でフリーランス生活を送る元サラリーマンのメンズです。 最近、家庭菜園を始めました!将来の夢は「田舎で自給自足のスローライフ」 毎日いろいろ試行錯誤しながら、日々の出来事や学び、成果などを発信してます♬

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