ミニトマトのハダニの被害をストップ!その駆除方法について

こんにちは!コアテンです。

 

前回は、レモンに発生した行ったハダニ駆除の方法(去年のこと)について話をしました。

今年は発生しないよう気を付けていたつもりでしたが、この間ついにミニトマトにもハダニが発生しているのを発見してしまいました (-_-メ)

 

 

そして、近くに置いていたレモンにもハダニがくっついていました。クッ…コイツら引っ越してきやがった(>皿<)

根絶やしにしようと燃えましたが、梅雨の時期に重なってしまい、駆除にかなり手間取ってしまいました。が、先日なんとかハダニの駆除に成功しました!

 

今回は、ミニトマトに発生したハダニ被害の様子と、ハダニ駆除の方法などについて紹介したいと思います。

 

 

前回:「 苗を植え替えるときの注意事項

次回:「 初心者だった頃の植物栽培での失敗談

ハダニの生態について

※この「ハダニの生態」の項目については、先日の記事(植物育成日記2)にも同じ文章を記載しているので、不要であれば読み飛ばしてください※

ハダニとは、葉の裏に寄生する体長0.3~0.8mmの吸汁性害虫であり、梅雨明けから夏に爆発的に繁殖します。ほとんどの植物に寄生する厄介な害虫です。

 

「ダニ」という名称がついていますが、クモの仲間であり、群れを作るとクモの巣のような網を植物に張るようになります。

葉の上で一生を過ごすことが多いですが、葉の状態が悪化したり、個体数が増えたりすると、風に乗って飛んでいくこともあります。

 

植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。具体的には、葉の裏に寄生して無数のかすり傷を作るため、ハダニ被害に遭った場所は葉緑素が抜けて白い小斑点が生じることが多いとのこと。

 

被害が進行するにつれて葉色が悪くなって、落葉したりします。また、被害が大きくなると葉緑素の不足によって光合成ができなくなって生育不良や摘果量が減ったりしますし、枯れてしまったりもします。

 

 

 

ハダニによる実際の被害の様子(ミニトマト)

下の写真は、ハダニの被害によって白い斑点ができたミニトマトの葉っぱの様子です。

明らかに白い斑点ができています。レモンの葉っぱに比べて非常に分かりやすかったです。

 

 

当然、葉っぱを裏返してみると小さな赤い点のようなハダニが歩き回っていました!

 

 

放置していると葉っぱが黄色くなって枯れてしまいます。

 
 
 

実際にハダニを駆除した方法(ミニトマト)

私が、実際にハダニを駆除するために行った方法は次のとおりです。

 

薬剤をスプレーする

前回の記事(植物育成日記2)でも紹介しましたが、私がハダニ退治に使用したのは以下のスプレーです。

 

口に入れる野菜なので薬剤をスプレーするのは抵抗があったため、ハダニ退治と予防に効果があるというお酢スプレーを試してみました!

 

結果は、大成功でした (^-^)b

・葉っぱを確認してハダニを見つけたら、その葉っぱにこのスプレーを吹きかける

これを1日に2~3回繰り返すこと2日でハダニはほぼ見なくなりました。ミニトマトだけでなく、レモンにもかけましたが、同様にハダニが居なくなりました!

・葉っぱにこの薬剤を噴射することで、劇的にハダニの数を減らすことに成功しましたが、4日間続けてもゼロにする(居なくなる)ことはできませんでした。

しかし、茎には噴射していなかったことを思い出し、トマトの葉っぱと茎の両方に薬剤を塗布した(噴射と指で茎に塗りつけた)ところ、それ以降はハダニが居なくなりました!

完全勝利v(^-^)v

 

 

お酢だけあって、スプレーした後は少しお酢のニオイがしますが、化学薬剤を使わないので安心です。色々な植物に使えるのが嬉しいですね。

・お酢とはいえども、トマトの実に直接スプレーするのは止めておきましょう。
・ハダニを根絶するには、葉っぱだけでなく、茎にも塗布しましょう!
(ハダニは茎にも居ます)
 

 

 

ハダニが発生した植物を隔離する

薬剤をスプレーしてすぐに、ミニトマトの葉っぱを歩くハダニは劇的に減りました。しかし、数日後、近くに置いてあったペチュニアにもハダニが発生しました。

 

・ハダニは少しの距離なら飛んで移動します。
・ハダニが発生してしまった植物の近くには、別の植物を置かないようにしましょう!

 

我が家では、ミニトマトをベランダに置いていたので、ハダニが空を飛んできたとは考えにくく、ハダニの発生源がわかりませんでした。

しかし、よくよく考えるとレモンやミニトマト、ペチュニアの側に、家族が飼っている別の植物の鉢植えが置いてあることに気付いてしまいました!

調べてみると、案の定、その鉢植えの植物がハダニの発生源でした。

 

 

 

その他の駆除方法の検討

以下に示す駆除方法も検討しましたが、結局は薬剤をスプレーすることにしました!

なお、「テープで捕殺する方法」「水スプレーで駆除する方法」の詳細については、前回の記事をご参照ください。

前回記事:「 植物育成日記2・ミニトマトのハダニの被害とその駆除方法

 

 

テープで捕殺する方法

上の写真のように、ミニトマトの葉っぱが多過ぎて密林のようになっていました。

テープを使ってハダニを捕殺しようとすると、時間がかかり過ぎてしまうため、この方法で駆除するのは諦めました。

 

 

 

水スプレーして駆除する方法

以下の(1) (2)に示す理由から、水スプレーでミニトマトを濡らしたくありませんでした。

さらに、ハダニが発生したのが梅雨の時期ということもあり、湿度が高く濡れたあと乾きにくいという問題もありました。

そのため、水スプレーよりも少ない噴射回数で確実にハダニを駆除する方法として、上述した薬剤をスプレーする方法を選択しました。

 

 

(1) 実が割れることがある

下の写真のように、雨天の際に水スプレーするとミニトマトの実が割れてしまうことがあります(※問題なく食べられますが、風味は落ちたと感じます※)。

裂果(実が割れること)の主な原因は、乾燥しているところに雨が降って根が大量の水を吸い上げるので、実が大きくなるスピードに皮が追い付かずに割れるというものです。

そんなときに、葉っぱに水スプレーすると、葉っぱからの蒸散(余分な水分を水蒸気として外に発散すること)が妨げられて裂果しやすくなります。また、水やり後、すぐに水スプレーすると割れやすくなると考えられます。

 

したがって、土が大量の水分を含んでいる場合は、水スプレーしない方がよいと思われます。

 

なお、あくまでも経験則ですが、ミニトマトの実が濡れても割れやすくなると感じました。水に濡れてしまったら軽く拭きましょう。

また、割れなくても実の表面がザラザラになることがあります(※問題なく食べられますが、風味が落ちたと感じます※)。

 

 

 

(2) 受粉できなくなることがある

つぼみが水に濡れてしまうと花が上手く開かなくなることがあります。

また、花が水に濡れてしまうと、花粉が飛ばなかったり、花が変形したりして受粉できなくなることがあります。

 

その結果、ミニトマトの実が成らなくなってしまうことも…。

 

 

 

おわりに

いかかでしたか?

 

梅雨の時期から爆発的に増えてくる「ハダニ」…。植物を育てている人にとって駆逐したい害虫です。

花の開花や収穫量にも影響するので、皆さんも発見したら早めに徹底的に駆除してください!

 

大切に育てている、かわいい植物を守れるのはやっぱり私達だけです(笑)

がんばりましょう。それでは!

 

前回:「 苗を植え替えるときの注意事項

次回:「 初心者だった頃の植物栽培での失敗談

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