こんにちは、コアテンです。
バジルは様々な料理に使用できるので育てていくにつれて、「やっぱりもっと収穫量が欲しい!」と思うこともしばしばあります。
そんなときにピッタリなのが、挿し芽でバジルを増やす方法です!
実はすでに何度か試してみて、一定の成果がでました(^-^)b
今回は、「バジルを挿し芽で増やす方法」とその「メリット」などについて紹介したいと思います。
目次
前回:「 イチゴを種から育てるのは割と難しい! 」
次回:「 レモンがハモグリバエの食害に!アゲハチョウ再び 」
「挿し芽」とは、植物(母株)の茎の一部を切り取って、挿し床(土)などに挿して、発根させて個体数を増やす方法のことです。なお、切り取った株の一部は挿し穂といいます。
「挿し芽」は植物の人為的繁殖方法の一つであり、クローン技術の元祖とも言えます。
・「挿し芽」とは、草本植物(草花のこと)を増やす場合に使われる言葉です。
・一方、「挿し木」は、木本植物(樹木)を増やす場合に使われる言葉です。
なお、バジルは草木植物(そうほんしょくぶつ)ですので、この繁殖方法は「挿し芽」となります。
挿し芽(挿し木)をした場合のメリットは次のとおりです。
・一般的に種から育てると収穫できるまでに時間がかかります。
・一方、挿し芽をすることで、種から育てる手間が省けて早く収穫できるうえに、トータルの収穫量も増えます。
・種から育てる植物の場合、その多くは親と同じ性質を持つ植物ができるとは限りません。つまり、有用な性質が必ず親から子へ伝わるとは限りません。
・一方、挿し芽を行うことで、元となった植物と同じ性質の苗ができますし、種ができにくい植物でも簡単に増やすことができます。
バジルを挿し芽で増やす方法は、次の手順で行います。
2.先端の葉っぱを2枚~3枚ほど残して、他の葉っぱを摘み取る
(葉からの蒸散作用を抑えるため、大きな葉は切り欠いて小さくする)
3.茎の切り口を半日ほど水に浸けて吸水させる
4.ポットに挿し芽用の用土を入れて、土に割り箸などで直径2~3cmほどの穴を開ける
5.茎を穴に入れて土を被せ、用土が乾かないよう水やりする
6.2週間~1ヵ月ほどして根が十分に生えて、少し成長し出したら鉢や地面(腐葉土)などに植え替える
バジルの収穫時期は、一般に7月~10月となっており、その間であれば いつでも挿し芽で増やすことができます。
なお、茎を切った直後は非常に弱っているため、しばらくは直射日光が当たらない場所で育てるようにしましょう。
私のオススメは、水挿しで発根させてから腐葉土に埋める方法です。私は実際にこの方法でバジルを増やしました。
水挿しで発根させてから植える挿し芽の方法は、次のとおりです。
2.先端の葉っぱを2枚~3枚ほど残して、他の葉っぱを摘み取る
(葉からの蒸散作用を抑えるため、大きな葉は切り欠いて小さくする)
3.切り取った茎をコップに溜めた水に浸けておきます
(2週間~1ヵ月ほど浸けておき、発根したら腐葉土に植えます)
4.鉢や地面(腐葉土)などに植え替えます
(土に割り箸などで直径2~3cmほどの穴を開け、茎を穴に入れて土を被せます)
手順1~2については、上述した「バジルを挿し芽で増やす方法」と同じです。なお、手順4において、発根した茎を土に植えた後しばらくは、水やりして土が乾かないようにしましょう。
手順3において、挿し穂(切り取った茎)はしばらく日陰に置いておき、コップの水は毎日換えておきましょう。真夏の場合、水が腐りやすいためです。
摘芯した茎を使って挿し芽をしました。下の写真は、摘芯した直後の茎の様子です。
先端の葉っぱを残して、残りの葉っぱを摘み取り、切り口を斜めにカットしました。下の写真では、6枚ほど葉っぱが残っていますが、3枚くらい残せば問題ありません。
そのまま茎をコップに溜めた水に浸けておきました。
ここでハプニングが発生! 直射日光に浴びせてすぎて萎れてしまいました (>_<)
熱帯原産のバジルですが、40℃を超える暑さは耐えられなかったようです。慌てて涼しい日陰に避難させて様子を見ることに…。
一日経つと、なんとか回復してくれました! この状態から蘇るバジルの生命力に驚きました。しかし、少し葉焼けしてしまいました。
この教訓から、挿し穂(切り取った茎)はずっと日陰に置いて発根を待つことにしました。
茎を水に挿して一週間後、葉っぱを摘み取ったところから 根っこがかなり生えてきました。
水に挿してから二週間。かなり発根してきたので鉢に植えることに決めました!
割り箸などで2cm~3cmの穴を掘って、その中に発根した茎を挿れて土を被せました。
挿し芽は実に簡単にバジルを増やせる方法ですので、栽培している人はぜひ試してみてください♪
増やしたバジルで、今後はジェノベーゼを作りたいと目論んでおります(*’▽’)
まだ暑い日が続いていますが、冬が来る前にガンガン植物を栽培しましょう!
前回:「 イチゴを種から育てるのは割と難しい! 」
次回:「 レモンがハモグリバエの食害に!アゲハチョウ再び 」
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