こんにちは!
以前、その届出書類の中でも「個人事業の開業届出書」と「青色申告承認申請書」の2つは最低限 提出しておくべきだと紹介しました。
そして、先日はそのうちの一つである「個人事業の開業届出書の記載事項」について解説しましたね。
今回は「青色申告承認申請書」に記入する内容について、詳しく解説したいと思います!
目次
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参考:「 個人事業主として独立開業する際に必要な届出書類について 」
参考:「 個人事業の開業届出書の記載事項について解説! 」
参考:「 65万円の青色申告特別控除を受けるための要件を解説! 」
下の画像は、「青色申告承認申請書」の用紙です。青色申告したい場合は、こちらの書類に必要事項を記入して所轄の税務署に提出する必要があります。
《国税庁HP 所得税の青色申告承認申請書PDFファイルより抜粋》
この届出書類は、税務署で入手できますし、国税庁のホームページからもダウンロードできます。
参考:「 国税庁HP 所得税の青色申告承認申請手続きの案内 」
・以下、記入例と共に詳しく解説していきますが、開業届出書を提出する場合は、「職業」欄と「屋号」欄は開業届出書の記載事項と同じ様に書けば問題ありません。
下の写真は、「青色申告承認申請書」の上部の記入例です。
「納税地」について
住所地または居所地、事業所のいずれかを記入します。該当するものにチェックを入れましょう。
「職業」「屋号」について
基本的に開業届出書の「職業」欄と「屋号」欄に記載した内容と同じように書けばオッケーです。
職業例については、先日の記事で詳しく説明していますので、そちらで確認ください。
参考:「 個人事業の開業届出書の記載事項について解説! 」
下の画像は、「青色申告承認申請書」の中部の記入例です。
・まず、上部には青色申告したい年を記載します。
・「所得の種類」は開業届出書に記載した所得の種類と同じものにチェックを入れます。
・初めて青色申告承認申請書を出す場合は、取り消しを受けたことがないはずなので、「無」にチェックをいれます。
・業務を開始した日付を記入します。こちらも開業届出書に記載した日付と同じで構いません。
下の画像は、「青色申告承認申請書」の下部の記入例です。
・「5 相続による事業承継」については、無ければ「無」にチェックを入れます。
・「6 その他の参考事項」については、
(2) 備え付け帳簿名は、少なくとも「現金出納帳」「売掛帳」「買掛帳」「経費帳」「固定資産台帳」「預金出納帳」「総勘定元帳」「仕訳帳」にチェックを入れておけばオッケーです。
上記の帳簿は、会計ソフトを使えば出すことができます。
(1)事業所得または不動産所得を得る事業を行っていること
(2)複式簿記で記帳していること
(3)貸借対照表と損益計算書を添付し、控除の適用を受ける金額を記載して、決められた期限内に確定申告を行うこと
(4)『確定申告書、貸借対照表および損益計算書等の提出を、e-Tax(国税電子申告・納税システム)を使用して行うこと』
または、『仕訳帳及び総勘定元帳について、電子帳簿保存を行っていること』
いかかでしたか?
今回は、「所得税の青色申告承認申請書」の記載事項について解説してみました!
初めて独立開業するときには、色々と考えてしまって開業届出書に何を書いていいか分からないと思います。けれども、そこまで難しい書類ではないので気負う必要はありません。
分からないことがあれば、インターネットで検索することもできますし、確定申告の時期以外であれば税務署の職員さんに直接質問して話を聞くこともできます。私は実際に税務署の職員と相談して、記載事項を確認してもらった上で提出しました。
当記事が、これから独立開業される皆さんのお役に立てば幸いです。
それでは!
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