【漫画レビュー】『からくりサーカス』を読んだ感想【人間が作る輪の中で】

こんにちは! コアテンです。

 

 

今回、私が紹介したいのは漫画『からくりサーカス』です!

ブログで漫画のレビューを書こうと考えたときに、真っ先に書きたいと思っていた漫画です!

 

 

 

2018年3月14日、「からくりサーカス」のテレビアニメ化が正式に発表されました!

参考サイト→ TVアニメ「からくりサーカス」公式サイト

 

 

あらすじ

『からくりサーカス』とは、
小学5年生の才賀 勝(さいが まさる)と、中国拳法の使い手・加藤 鳴海(かとう なるみ)と、人形使いの美少女・しろがねの三人の数奇な運命を描いた冒険活劇です。

 

 

才賀 勝(以下、「勝」)は、突然莫大な遺産を相続したことで親族から命を狙われことになってしまった。

 

目の前でを誘拐された しろがね(以下、「エレオノール」)と 加藤 鳴海(以下、「鳴海」)は、 を助けるために共に戦うことを決意する。

 

 

それがキッカケとなって、鳴海エレオノールの三人は、人類に仇なすからくり人形達(以下、「オートマータ」)との闘いに次第に巻き込まれていくことになってしまった・・・。

 

 

 

『からくりサーカス』のみどころ

この漫画の見どころは、スバリ

「人間性」「ストーリー展開」です。

 

 

この作品は「人間らしさ」を全面に押し出しており、「人間性」がテーマであると行っても過言ではありません。

 

「なぜ人は笑うのか?」その答えを探すために旅をするものたち…。

大切な人を笑わせるため、大切な人の笑顔を守るために戦い続ける主人公たち…。多くの登場人物たちが「昔」の不幸を背負って、幸せになれずに「今」を生きています。

 

 

また、作中では、「人間を観察し、人間に近づこうとするオートマータ」「オートマータと戦うために人間性を捨てた人間たち」とが幾度となく戦いを続けていきます。

その中で、彼らは自らの人間らしさに気付き、様々な感情を露わにしていきます。

 

圧巻なのは、独特のタッチで描かれる登場人物たちの心理描写や感情を表現したシーンです。 独特のタッチで描かれるそれらのシーンは、真に迫るものがあり、目に焼き付いて離れません。

 

 

また、感情表現の凄さだけでなく、

壮大な「ストーリー展開」『からくりサーカス』の最大の魅力となっています。

 

物語の全ての発端が約200年前に起こり、現代に至るまでのエピソードが、それぞれ登場人物達の視点で描かれていきます。

 

そして、過去の回想と現代で進行する物語により、多くの登場人物たちの複雑に絡み合った人間ドラマと、苦しみや悲しみに満ちた世界の謎が少しずつ明らかになっていきます!

世界の謎が明らかになったとき、登場人物たちの身に降りかかった苦しみや悲しみが明らかとなり、胸が締め付けられて涙がこぼれそうになります。

 

登場人物たちはそれらの困難をどう乗り越えていくのか…。長くつらい戦いを越えて、最後は感動のラストを迎えます!

 

 

 

総評

絵が独特のタッチで描かれているため、絵柄で敬遠する人もいるかもしれませんが、
読めば必ずストーリーに引き込まれていき、登場人物たちに感情移入していくと思います!

 

 

「この作品に出会えてよかった!」と思える作品であり、
まぎれもなく名作の一つであると言える漫画です。

 

 

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