こんにちは!
皆さんはダム見学に行ったことはありますか?
ダムと言えば富山県にある黒部ダムが有名ですが、私は去年の夏に奈良県にある大滝ダムに行ってきました! ダムに行くなんて小学校の社会科見学みたいですよね。
実のところ、近くにある 不動窟鍾乳洞 に向かっている途中で、奇妙な大木(幹の周りに歩道がグルグル巻いている大木)を見かけて、
「え、なんぞあれー!?(;゚Д゚)」と気になって立ち寄っただけだったのですが、なかなか興味深い体験ができました! 結果オーライです。
ですので今回は、大滝ダム・防災ステーションについて紹介したいと思います。
目次
「大滝ダム・防災ステーション」とは
・大滝ダムとは、一級河川・紀の川上流部に建設された奈良県吉野郡川上村に位置する多目的ダムです。型式は重力式コンクリートダムで、総貯水容量は8,400万㎥です。
大滝ダムは、伊勢湾台風(昭和34年9月26日)の紀の川 大洪水災害を機に、紀の川の治水と利水・水力発電を目的として建設が決定されました。
しかし、この記事を書く際に知ったのですが、計画後の地元との補償交渉や地滑り発生に対する対策などによって、計画から完成まで実に50年の歳月がかかったらしいです(着工1988年、完成2013年)。
・防災ステーションとは、大滝ダムの敷地内に建設されている、防災と水とダムについて学べる施設です。防災ステーションでは、防災意識の啓発、大滝ダムの役割を知ることができます。
また、館内の「豪雨体験室」では伊勢湾台風クラスの大雨を再現し、その威力を知ることができます。
別記事(参考)
このほかに、不動窟鍾乳洞の付近には、「大台ケ原山」や「不動窟」などの観光スポットがあります! これらもレポしているので、よかったら見てみてください。
参考:「 奈良県の大台ケ原(東大台)に行った感想 」
参考:「 奈良県の鍾乳洞・不動窟に行ってきた感想 」
大滝ダム・防災ステーションへのアクセス
大滝ダム・防災ステーションへは、自動車もしくは公共交通機関を使って行くことができます。
・自動車で行く場合には、
京奈和道・五條北IC(インターチェンジ)で下りて、約60分ほど走れば到着します。
なお、下の写真のような専用駐車場(無料)があります。駐車可能台数は40台くらいでしょうか。
・公共交通機関で行く場合には、
近鉄・大和上市駅からバス(湯盛温泉杉の湯ゆき)に乗って「大津古」停留所で下車し、そこから約12分(約950m)で大滝ダム管理支所に到着します。
参考:「 国土交通省近畿地方整備局 大滝ダム 交通アクセス 」
営業時間、観覧料金など
(1)営業時間について
・9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日は、水曜日と冬季(12月21日~翌年2月末日)、その他ステーションが定める日です。
参考:「 国土交通省近畿地方整備局 大滝ダム 閉館時間 」
(2)入館料金
・無料
大滝ダム・防災ステーションの滞在時間(目安)
上の表にも記載しましたが、大滝ダム・防災ステーションの所要時間は、約1時間~2時間です。
私の場合、一通り全て回って(大滝ダムの「空のみち」「中のみち」、防災ステーションで豪雨体験、管理事務所でダムカード貰った)約1.5時間でした。
ダムのみ見学する場合はもっと短いと思います。
大滝ダム・防災ステーションの見学レポ
車を走らせていると、不思議な巨木を発見したので、駐車場に車を止めて確認することにしました!
「え、なんぞこれ~?」ってなるの、私だけではないはず!(笑)
ちなみに、後で知りましたがこの巨木は「オオスギノトウ」と言うらしいです。
横に看板があって「大滝ダム」と書かれてあって、地図も記載されていたので行ってみることにしました。
駐車場に着くと、何人か来ていました。前日大雨が降った後だったので、ダムの水は泥水で茶色でした。
まずは、防災ステーションに向かうことに。
館内に入ってすぐの所にあるモニターでは、防災についての映像が流れています。受付で豪雨体験の申し込みを済ませて、館内を見学することにしました。
館内に貼ってあるパネルやポスター、模型等から、水の利用の歴史やダムの種類、洪水調整の仕組みなどを知ることができます。
なお、館内に置いてある合羽(かっぱ)や長靴は、豪雨体験に使うものです。
いよいよ豪雨体験です!
日本の過去最高の豪雨も再現して体験できます♪
感想は・・・とにかくバケツで絶えず水をかけ続けられているような感じです。あと雨が激しすぎて雨音がうるさかった(汗)
防災ステーションの屋上から大滝ダムを見た景色。
上の写真の左側に見えるピンクの建物が管理支所です。
いよいよ大滝ダムの見学! まずは階段を下りて「中のみち」に行きました。
階段下りる前に下を見るとこんな感じ・・・(;゚Д゚)
「中のみち」はダム中腹にある長い管廊です。横から見える景色はキレイでした!
続いて「空のみち」を歩いて管理支所に向かいました。「空のみち」はだだっ広い道路のようですね。
ここからの景色もとても良かったです!
管理支所側から見たダムの様子。この大滝ダム、とにかく巨大で高かったのがとても印象的でした(小並感)。
ダムによってできた湖は「おおたき龍神湖」と名付けられています。
この湖名碑の付近の芝生に鹿の形跡(フン)があったので、夜に山から下りてきて草を食べたりしているようです。
さいごに
予備知識なく入りましたが、水害や治水・利水、ダムの歴史を学べましたし、豪雨体験もできたので予想以上に良かったし、貴重な体験ができました!
また、上の写真のようなダムカードも貰えます。
下流を洪水被害から守り、渇水時に放流し水生生物の保全を行うために建設されたダム。近くを通る際には寄ってみてはいかがでしょうか。
別記事(参考)
このほかに、不動窟鍾乳洞の付近には、「大台ケ原山」や「不動窟」などの観光スポットがあります! これらもレポしているので、よかったら見てみてください。
参考:「 奈良県の大台ケ原(東大台)に行った感想 」
参考:「 奈良県の鍾乳洞・不動窟に行ってきた感想 」
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