こんにちは、コアテンです!
今の日本で、トヨタ製の自動車に乗ったことのない日本人はほとんど居ないと思います。
それほどに日常生活に溶け込んだ自動車メーカー「トヨタ」が、元々は織機製造会社(布を織る機械を製造する会社)だったということはご存じでしょうか?
どのような経緯で自動車を製造するメーカーへと転身したのか・・・実は私も名古屋を旅行した際に行った「トヨタ産業技術記念館」で知りました。
(15年前に一度行ってますが、去年懐かしくなって再度行ってきました)
今回は、愛知県名古屋市にある『トヨタ産業技術記念館』に行った感想やアクセス方法、所要時間などを紹介していきたいと思います!
目次
『トヨタ産業技術記念館』とは?
トヨタ産業技術記念館とは、「初代・豊田佐吉の頃に建てられた豊田自動織布工場」の跡地を利用して開設され、1994年に開館したトヨタグループの企業博物館です。
なお、かつての豊田紡織本社事務所も「トヨタグループ館」として修復され、佐吉による設計図や取得した特許証などのゆかりの品が展示されています。
・トヨタ産業技術記念館は、
織機の発明に一生を捧げた豊田佐吉の「研究と創造の精神」と、その長男として自動車製造に取り組み、トヨタ自動車工業を創業した豊田喜一郎の「モノづくりの大切さ」を伝えることを基本理念としており、
・展示は繊維機械に関する「繊維機械館」と、自動車に関する「自動車館」の大きく2つに分類されています。
別記事(参考)
なお、これ以外にも名古屋市内にある「名古屋港水族館」や「徳川美術館・徳川園」「熱田神宮」などの観光スポットにも行ってきました! これらの施設もレポしてるので、よかったら見てみてください!
参考:「 名古屋港水族館に行ってきた感想 」
参考:「 徳川美術館・徳川園に行ってきた感想 」
料金・営業時間(2020年6月現在)
(1)入館料
・一般(大学生含む): 500円
・65歳以上: 無料
・中学、高校生: 300円
・小学生: 200円
この他に、団体割引(30名、100名以上)、他の施設の共通入場券などもあります。
(2)営業時間
・9:30 ~ 17:00(入館は16:30まで)
毎週月曜日(祝日と重なる場合は翌日)と、年末年始は休館日です。
※詳細情報・最新情報などは、公式ホームページでご確認ください。
トヨタ産業技術記念館へのアクセス
トヨタ産業技術記念館へは、自動車もしくは公共の交通機関を使って行くことができます。
(1)自動車で行く場合
・名古屋高速6号清須線・明道町出口でおりて、約5分ほど走行すれば到着します。
・名古屋高速都心環状線・丸の内出口でおりて、約10分ほど走行すれば到着します。
なお、施設内には無料の専用駐車場(乗用車220台、バス10台)があります。
(2)公共の交通機関を使用する場合
・名鉄名古屋本線・栄生駅でおりて徒歩約3分
・JR・近鉄・名古屋駅でおりて徒歩約25分
・地下鉄当山線・亀島駅でおりて徒歩約10分
これ以外にバスで行くことも可能です。
トヨタ産業技術記念館の滞在時間(目安)
上の表にも記載しましたが、トヨタ産業技術記念館の滞在時間(標準的な所要時間)は、3.0~5.0時間だと思います。
但し、所要時間は人によって異なります。私は、館内での軽食を含めて4時間でした。
テクノランドで遊んだり、ビデオライブラリーでビデオを観ていたら、当然滞在時間は増えます。
留意点・館内施設について
多目的化粧室が多数あり
・館内はバリアフリー対応になっており、多目的化粧室も館内に多数あります。
各種ガイドあり
(1)スタッフによるガイドツアー(約45分)があるようです(日本語、英語)。
(2)無料の音声ガイドアプリ(日本語、英語、中国語、韓国語)があります。
(3)有料(200円)で音声ガイド機器(日本語、英語、中国語、韓国語)の貸し出しがあるようです。
各種実演あり
以下の(1)~(5)について、各場所で定時実演してくれます。
(2)蒸気機関: 蒸気機関(5分)
(3)自動車館:テクノライブショー(15分)
(4)金属加工コーナー:鋳造(10分)、鍛造(10分)、切削(10分)
(5)バイオリン演奏:南ロビー
入口付近にコインロッカーあり
これ以外にも団体客用に荷物預かりもしてくれるようです。
トヨタ産業技術記念館などの感想(観光レポ)
トヨタ産業技術記念館
門から入って少し歩くと正面入口が見えてきました。
入ってすぐのエントランスロビーには、1906年に製造された環状織機が鎮座しておりました(;゚Д゚)
円運動で布を織るという機構で、日本の世界的産業技術遺産の一つとのこと。ちなみに、一日に4回実演しています。
まず「繊維機械室」に入ってすぐのところで、綿花から手動で糸を作る工程についてお姉さんが説明してくれました。
その後、ガラ紡機のハンドルを回して糸を効率的に紡ぐことができました。手でやっていたことが機械に置き換わっただけなので、とても理解しやすかったです。
綿からゴミを取り除く工程や、綿の繊維の向きをそろえる工程などを実演しながら説明してくれました。
見て触りながら学べるので頭に入りやすかったです。
驚くべきは、初代・豊田佐吉が発明した織機です。
上の写真は、1890年に豊田佐吉が発明した「豊田式木製人力織機」です。
一方、下の写真が1896年に発明した動力織機「豊田式汽力織機」で、生産性は「木製人力織機」の20倍らしいです。わずか6年で飛躍しすぎ・・・。
ちなみに、「人力織機」「汽力織機」ともガイドツアーでは実演してくれました!
そして、1906年に「環状織機」が発明されました(ボタンを押すと動きます)。織機技術が20年あまりでけた違いに飛躍しているのが分かりました。
「繊維機械館」を後にし、金属加工技術の実演コーナーを見てから「自動車館」へ行きました。
金属加工技術は地味でしたが、個人的に鋳造が面白かったのでもっとジックリ見たかったです。
「自動車館」では、まずパネルなどで二代目・豊田喜一郎がなぜ自動車事業へ参入を決めたのか等を説明してくれました。
試作工場と材料試験室は、昔の建物を模した小屋になってました。ここの展示物が10年前に来た時とかなり変わっていました。
なお、トヨダの自動車の販売本格化に伴って、1936年に「トヨダ」の表記を全て「トヨタ」に変更されました。
吹き抜け状態の自動車館はとにかく広かったです!
クラシックカーの展示や、組立工程の実演などが行われていました。
資料や機械などが数多く展示されており、とても全て紹介できませんでした(笑)
トヨタグループ館
1925年に建設された旧豊田紡織の本社を当時の状態に修復したもので、豊田佐吉や喜一郎の品や資料が展示されていました。
「木製人力織機」や「環状織機」の特許証なども展示されていました。
おすすめの宿情報
さいごに
トヨタが歩んできた歴史と自動車製造の歴史を学べ、日本のモノづくりの精神を感じられる素晴らしい記念館でした!
とにかく情報量が圧倒的に多いので、一つ一つの資料に目を通していると一日では足りないかもしれません。
100年前の自動織機(じどうしょっき)の複雑さ・精巧さに驚愕し、車が途方もない職人技の集合体であることが理解できる、見て体験して楽しみながら学べる博物館でした!
日本一の自動車企業・トヨタの歩み、日本が誇るモノづくりの精神について知りたい人は、ぜひ一度見て体験しに行ってみてください!
それでは!
別記事(参考)
なお、これ以外にも名古屋市内にある「名古屋港水族館」や「徳川美術館・徳川園」「熱田神宮」などの観光スポットにも行ってきました! これらの施設もレポしてるので、よかったら見てみてください!
参考:「 名古屋港水族館に行った感想 」
参考:「 徳川美術館・徳川園に行ってきた感想 」
コメント