こんにちは、コアテンです!
【前編】である前回は、トリプルディスプレイ(3画面)にするための準備として、「必要なもの」などについて紹介しました!
・「ケーブルの接続方法・設定方法」
・「トリプルディスプレイにしてみた感想(メリット・デメリット・気付いたこと)」
・「おすすめのディスプレイ配置」
・「モニターアームの特殊な机への実際の設置方法」
などについて紹介したいと思います。
目次
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参考:「 【前編】トリプルディスプレイにする準備(必要なもの)など 」
ケーブル接続方法について
トリプルディスプレイ(3画面)にするのはとても簡単で、3台のディスプレイをそれぞれケーブルでパソコンに接続するだけです。
トリプルディスプレイにするための具体的な接続方法は、下図のようになります。
・ディスプレイ①とパソコン(PC 1)との間を ケーブルA で接続し、
・ディスプレイ②とパソコン(PC1)との間を ケーブルB で接続し、
・ディスプレイ③とパソコン(PC 1)との間を ケーブルC で接続するだけです。
・例えば、ケーブルAには「VGAケーブル」、ケーブルBには「HDMIケーブル」、ケーブルCには「USBディスプレイアダプタ+HDMIケーブル」を使用すれば良いと思います(ケーブルA と ケーブルB はディスプレイポートに接続し、ケーブルC はUSBポートに接続)。
・なお、パソコン側にディスプレイポートが3つあるグラフィックボードが設置されている場合は、基本的にUSBディスプレイアダプタは不要です。
ケーブルAには「VGAケーブル」を使用し、ケーブルBには「HDMIケーブル」を使用し、ケーブルCには「USBディスプレイアダプタ+HDMIケーブル」を使用し、ケーブルDには「VGAケーブル」を使用しました。
設定方法について
ディスプレイとパソコンをケーブルで接続したら電源を入れて、以下の(1)~(3)の順にパソコン側の設定を行っていきます。
(※ 既にマルチディスプレイ設定になっている場合は不要です。下の【Tips1】【Tips2】のみ参照ください ※)
(1)まず、デスクトップ画面で右クリックして、「ディスプレイ設定」をクリックします。
パソコン本体に3台のディスプレイが正しく接続されていると、「ディスプレイ1」「ディスプレイ2」「ディスプレイ3」が検出されているのを確認できます。
(2)そのまま下にスクロールすると「マルチディスプレイ」の項目があるので、「複数のディスプレイ」のカーソルをクリックします。
(3)その後、「表示画面を拡張する」または「デスクトップをこのディスプレイに拡張する」を選択すればトリプルディスプレイ(3画面)になります。
・ディスプレイ1~3の位置関係(配置)も任意に移動、変更できます
(実際のディスプレイ同士の位置関係に合わせて補正が可能です)。
操作方法は、ディスプレイ1またはディスプレイ2をドラッグして位置関係を決めた後に「適用」をクリックするだけです。
・ディスプレイ1(またはディスプレイ2,3)を選択した状態で下にスクロールし、
「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れることで、メインディスプレイの切り替えができます。
メインディスプレイには、デスクトップアイコンが表示され、タスクバーに検索窓などが表示されます。
トリプルディスプレイで使用してみた感想
以下、簡単にですが、トリプルディスプレイ(3画面)にして「良かったこと(メリット)」「良くなかったこと(デメリット)」「気付いたこと(分かったこと)」などを紹介します。
良かったこと(メリット)
★ 表示画面がさらに広くなったことで作業効率がさらにアップした
マルチディスプレイにする利点の一つは、画面の面積が増えるので、複数のウィンド(例えば、検索したページや株価ボードなど)を見える位置に置いておけることです。
1画面だと表示範囲に限りがあって全てのウィンドを表示できませんが、画面を複数にすることで多くのウィンドを見えるように配置可能になります。
つまり、1画面だと複数のウィンドが重なって見えないため、ウィンドを最小化して隠したり、クリックして再表示したりする必要がありましたが、マルチディスプレイにするとその必要がなくなって作業効率がアップします!
トリプルディスプレイ(3画面)にしたことで、予想どおり作業効率があがりました!
パッと思いつく「マルチディスプレイにする利点」は以下のとおりです。
・動画を視聴(表示)しながら作業できる
・デスクトップに置いてある付箋(Trelloなど)が隠れない
・株価ボードや為替チャートを常に表示できる
良くなかったこと(デメリット)
★ ディスプレイを上下(縦)に並べた場合、上のディスプレイを見ていると首が疲れる
上の写真のように、ディスプレイを上下に並べると、ディスプレイの最も高い部分は机上から60cm~70cmくらいの高さになります。
当然ながら、上のディスプレイで作業をすると常時見上げた状態になるため、かなり首が疲れることが分かりました。
(頻繁に上の画面を見上げる場合には、ヘッドレストのある椅子もあまり意味がありませんでした)
★ ディスプレイを3台並べると結構な圧迫感がある
最近は少し慣れてきましたが、ディスプレイが3台も並んでいると結構な圧迫感があります。
「壁紙と一緒じゃないのか?」と思われるかもしれませんが、ディスプレイが情報表示パネルであって、注意を払うべき画面の面積が増えたせいだと思われます。
★ 画面の面積が大きいと目の移動が大変になる
多くのウィンドを開いて画面上の色々なところに置いておけるので、視線の移動が大変になったと感じます。
また、3台のディスプレイの配置によっては、画面から目を離した後に自分のマウスポインタの位置を見失うことも多くなりました。
(※ この解決策については、後述する「オススメのディスプレイ配置」で紹介しています ※)
気付いたこと
★ 作業効率の向上率について(4画面について)
これまでの結果から、画面の面積が大きくなるにつれて作業効率もアップすることが分かりました。そのため、3画面から4画面にした場合にも、作業効率アップが確実に見込めます。
しかし、今回(2画面から3画面にしたとき)の作業効率の向上率は、1画面から2画面にしたときに比べると、低いと感じました。
・結局、手を使った作業自体は一つずつしかできない
・画面の面積が増えても、一度に一ヶ所しか見ることができない
(画面が広すぎても全体を見渡すことはできない)
作業効率向上の点から2画面から4画面にする有効性は、次のように考えます(個人的な意見です)。
・3画面(トリプル):した方が良い
・4画面(クアドラプル):余裕があればした方が良い
ちなみに私の場合、4画面にしようとするとグラフィックボード交換の必要があると考えられるため、作業の手間や費用を考慮して今のところは4画面にするのは止めておきます。
気が変わった場合や動画編集・高画質3Dゲームがしたくなった場合には、改めて4画面にするかどうか検討するつもりです。
もちろん、4画面にすれば 確実に作業効率アップが見込めるので、やる価値は十分にあります! 余裕があれば、ぜひやってみてください!
おすすめのディスプレイ配置とその理由
あくまで個人的な意見ですが、私が個人的にオススメするディスプレイ配置は以下の2つです(下の写真を参照)。
写真中の赤い矢印はマウスポインタの移動可能な方向を示しています。
・画面上でマウスポインタを見つけやすい
・ディスプレイをまたいで、マウスポインタを移動させやすい
・机の上の作業スペースを広くできる
(ディスプレイの占有面積が小さくて済む)
以下、上記二つの配置をオススメした理由を説明します。
【POINT 1 】3台のディスプレイは全部を机の上に並べるべきではない
・まず、下の画像のように、単純に3台のディスプレイを机の上に並べた場合(置いた場合)には、ディスプレイの台座部分の占有面積が大きくなってしまいます。
そうすると、大きな机が必要なだけでなく、机の上の作業スペースは小さくなってしまいます。
・ちなみに、私も最初の頃はディスプレイ3台を机の上に並べていました。
しかし、上の画像に示すように、3台のディスプレイを横に並べると、「ディスプレイ2」から「ディスプレイ3」までの距離がかなり長くなって、ディスプレイから目を離したときに マウスポインタを見失う(位置がすぐに見つからない)ことが多かったです。
つまり、表示画面が横に長過ぎて一目見ただけではマウスポインタの位置をすぐに認識できず、首や目線を横に動かして探すようになっていました。
【POINT 2 】3台のディスプレイは、互いに接する辺の長さが長くなるよう配置すべき
当然ながら、ディスプレイが無い場所をマウスポインタが移動することはできません。
(破線矢印のようにマウスポインタを移動させることはできません)
つまり、ディスプレイ1とディスプレイ2も接していないと、マウス移動が面倒!
このように、3台のディスプレイは、互いに接する辺の長さができるだけ長くなるよう配置する方が良いと考え、上記2つの配置をオススメしました。
特殊な机への実際の設置方法
(モニターアームの設置の際に工夫したこと)
以下、自宅の机にモニターアームを設置する際に検討したことを、簡単に紹介します。机が特殊な形状をしている場合に、少しでもモニターアーム設置の参考になれば幸いです。
自宅の机
下の写真は、私の机の裏の様子です。
私の机は、天板の周囲に補強用の枠が取り付けられている構造でした。
下の写真のように、天板の厚みが2cmで、補強用の枠が下方向に6cmほど突き出していました(天板の中央付近の厚みが2cmで、天板の外縁のみ厚みが8cm)。
私が購入したモニターアーム
前回の記事(【前編】トリプルディスプレイにする接続方法やその感想 )でも紹介しましたが、上記の机に設置するため、私が実際に購入したモニターアームは以下のとおりです。
このモニターアームの特徴は以下のとおりです。
・VESA規格(75×75mm / 100×100mm)に対応可能
・アームの高さ最大64cmまで上げられる
(ディスプレイ下部を机上44cmくらいの高さまで上げられる)
特殊な環境で使用したい場合(机の天板の厚みが6cm以上で、机上に置いたディスプレイのさらに上に ディスプレイを配置したい場合)にオススメのモニターアームです。
実際のモニターアームの設置方法(工夫したこと)
モニターアームの固定方式には、クランプ式(天板を挟み込んで固定する方式)と、グロメット式(天板の穴に長いスクリュー棒を通し、天板を挟み込んで固定する方式)があります。
【クランプ式のイメージ】
【グロメット式のイメージ】
【クランプ式の場合】
・天板の周囲にある補強用の枠を取り除く(一部削る、または切る)
【グロメット式の場合】
・天板に穴を開ける
でも、穴を開けたり、枠を取り除いたりするのは面倒だったので、できる限り手を加えない方法をさらに考えました。その結果、下の写真のように 補強用の枠と仕切り板(梁?)のT字部分をクランプ式で挟み込む方法を思いつきました。
推奨される取付方法ではないのは百も承知ですが、グラつくこともなくしっかり固定できました
(^-^)b
さいごに
今回は、「トリプルディスプレイ(3画面)にする方法」と「トリプルディスプレイにした感想」「おすすめの配置」などについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
私自身、1画面だった半年前に比べて、作業効率が圧倒的にアップしたと感じています!
本当にビックリするくらいパソコンも使いやすくなりました(^-^)
まだ、ご自宅のパソコンをトリプルディスプレイにしていない方がいましたら、この機会にぜひ一度検討してみてくださいね。
それでは、また!
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参考:「 【前編】トリプルディスプレイにする準備(必要なもの)など 」
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