身近にある自然毒・天然毒素を持つ動植物2(4種類)【食中毒のリスク回避】

こんにちは!

 

先日、 「ジャガイモの芽を無毒化する研究」が行われているという記事を見て、「自然毒・天然毒素」に興味を持ったので、調べてみると、割と多くの自然毒があることがわかりました!

 

 

今回は「自然毒・天然毒素」について簡単にまとめてみたので、 興味があれば見ていってください。

なお、現在判明しているもの全てを紹介するのは難しいため、私たちの身近にあるものを中心に紹介します

 

 

前→ 身近にある自然毒・天然毒素を持つ動植物1(4種類)

次→ スイセンやアジサイにも毒が!?

自然毒・天然毒素とは

本ブログで扱う「自然毒・天然毒素」とは、以下に示すようなものを言います。

(1) 動物や植物の生存過程で自ら生成して体内に保有する、人体に対する有毒物質
(2) または食物連鎖を通じて体内に取り込まれて蓄積された、人体に対する有毒物質

 

この「自然毒」に対する知識不足により誤食したことが原因で、毎年多数の食中毒が報告されています。

 

なお、本ブログで扱う「自然毒・天然毒素」は、人間が食べることで食中毒を引き起こす毒素だけでなく、
毒素を保有する生き物に噛まれたり(または、刺されたり)することで人体に健康被害を及ぼす毒素を含みます。

 

参考資料:厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル

参考資料:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所

 

自然毒・天然毒素を持つ動植物

ワラビ

画 像
生息地・生態

・シダ植物の一種で、山菜の一つに数えられている。

・山や草原、谷、原野などの日当たりの良い場所に群生している。

・山菜の中でもアクが強く、食べる場合にはアク抜きが必要となる。

危 険 部 位 全草
危 険 成 分(毒 素) プタキロサイド(発ガン性物質)
中 毒 症 状
発 症 時 期
毒の有無  有

・ワラビには、プタキロサイドという発ガン性物質が含まれています。この物質は、熱湯(重曹などを含んだ熱湯)によりアク抜きすることで少なくなるので、食べる前には必ずアク抜きをしましょう。

 

 

牛や馬などの反芻(はんすう)動物がワラビを食べると「ワラビ中毒」と呼ばれる中毒症状を引き起こすことが知られています。

 

牛の場合、「プタキロサイド」が「ワラビ中毒」の原因となっています。 急性ワラビ中毒になった牛には、造血機能低下、血液凝固不全、血尿などの症状があらわれ、重症の場合は発症から数日で死亡してしまいます。

 

一方、馬の場合ワラビに含まれたチアミン(ビタミンB1)分解酵素などによるビタミンB1欠乏症が、「ワラビ中毒」の原因となっています。

 

 

 

彼岸花(ヒガンバナ)

画 像
生息地・生態

・日本全国各地で見られるが、自生ではなく、ユーラシア大陸東部からの帰化植物である。

・人里近く、田畑の周辺や堤防、墓地などに見られることが多い。

・「彼岸花」という名前は、秋の彼岸頃から開花することに由来している。

危 険 部 位 全草(特に鱗茎)
危 険 成 分(毒 素) アルカロイド(リコリン、ガランタミンなど)
中 毒 症 状 吐き気、嘔吐、下痢、中枢神経の麻痺など
発 症 時 期
毒の有無 全草:有
鱗茎:多

・ノビルやアサツキと間違えて、誤食してしまい中毒症状を発症した事例があります。

 

 

 

シャクナゲ(セイヨウシャクナゲ、ハクサンシャクナゲなど)

画 像
生息地・生態

・ツツジ科ツツジ属に属する植物で、派手で大きな花に特徴がある。

・主に低木で、野生状態でも変種が多く、園芸植物としても数多くの品種(セイヨウシャクナゲなど)がある。

・葉っぱは全緑で光沢がある。

危 険 部 位 葉っぱ、茎、花
危 険 成 分(毒 素) グラヤノトキシン(ロードトキシン)
中 毒 症 状 吐き気、嘔吐、下痢、けいれん、呼吸困難など
発 症 時 期
毒の有無 葉っぱ:有
茎:有
花:有

・シャクナゲの他にも、ツツジ科の植物(例えば、レンゲツツジ、アセビ)には毒性成分(グラヤノトキシン)を持つものが多いため、注意が必要です。

 

・また、ツツジ科の花の蜜や、ツツジ科の花の蜜から作られた蜂蜜にも毒性成分が含まれるため、注意が必要です。

 

・ハクサンシャクナゲの葉っぱをお茶として飲用し、急性中毒(血圧低下など)となった事例があります。

 

 

 

トリカブト

画 像
生息地・生態

・北半球の温帯から寒帯に広く分布し、日本各地にも分布する有毒植物。山地や高地の草原などに生え、しばしば群落を作る。

・茎は直立あるいは斜めになり、秋に独特な兜状の花を咲かせる。花は一般に紫色で、稀に白色、淡黄色などである。地下部分にある塊根は、加工して漢方薬などに利用される。

・春に、食用野草のニリンソウなどと間違って誤食される中毒事故が多い。

危 険 部 位 全草
危 険 成 分(毒 素) アコニチン系アルカロイド(アコニチン、メサコニチン、ヒパコニチンなど)
中 毒 症 状 口唇や舌の痺れに始まり、
手足の痺れや嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、血圧低下などをおこし、
けいれん、呼吸不全(呼吸中枢麻痺)に至って死ぬこともある。
発 症 時 期 食後10~20分以内に発症
毒の有無 茎や葉っぱ:強毒
花:強毒
塊根:強毒

・早春から初夏にかけて山菜採集の時期には、セリやニリンソウ、ゲンノショウコ、ヨモギなどの外見と、トリカブトの芽生え時期の葉の外見とが似ているため、誤食による中毒事故が度々起こっており、死亡事例もあります。

・致死量はアコニチン2mg~6mgとかなり少ないです。

 

・蜜や花粉にも中毒事例があるため、トリカブト由来の蜂蜜を食べると中毒症状が起こる恐れがあります。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?

 

私たちの身近に存在する生き物のなかで、自然毒・天然毒素を持つ生き物って意外と多いんですよね。

正しい知識を持って身近に潜む危険を回避していきましょう!

 

 

自然毒・天然毒素は、これら以外にもあるので、今後も紹介していきたいと思います!

 

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コアテン

関西でフリーランス生活を送る元サラリーマンのメンズです。
最近、家庭菜園を始めました!将来の夢は「田舎で自給自足のスローライフ」
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