【漫画レビュー】『バディ ドッグ』を読んだ感想【理想の共生関係?】

こんにちは!

 

 

今回、私が紹介したいのは漫画『バディ ドッグ』です!

 

近年、その活用方法などが注目されているAI(人工知能)技術。

そのAIを題材としたSF漫画で、1巻を読んで意外と面白かったので最新巻まで大人買いしてしまった作品です。

 

今回は、この本を読んだ感想を簡単にですが書いてみたいと思います!

 

 

 

 

あらすじ

『バディ ドッグ』とは、
世界最高水準のAIが搭載された犬型ロボットの「バド」と、相沢正志(あいざわただし)とその家族との日常生活を描いたSF作品です。

 

 

2018年、世界最高水準のAI「ゴーレム」の暴走により核ミサイルの誤射寸前にまで至った大事件が アメリカで起こっていた…。

 

それから一年後、人類は滅亡していなかった。

AI「ゴーレム」は大事件の混乱に乗じて米国の管理下から逃亡し、量産型ペットロボット・バディドッグ(通称「バド」)に乗り移って現実世界に現れた!

 

ジンム電機に勤務する中年会社員・相沢正志(あいざわただし)は、ある日「ゴーレム」が乗り移ったバドから突然呼び出しを受け、バドの管理や保護・社会適応の指導などを行う契約を持ちかけられる。

 

 

バドによる強迫や突然の出来事などによって極度の混乱状態にあった相沢は、うかつにもバドと契約を交わしてしまう…。

 

かくして、人工”超”知能「ゴーレム」が搭載されたバドと、相沢一家との奇妙な共同生活が始まった!

 

 

 

『バディ ドッグ』の見どころ

私が考えるバディ ドッグの見どころは、ずばり「自我の芽生え」です!

 

 

本作では、世界最高水準のAIが乗り移った犬型ロボット・バドが、主人公・相沢正志とその周囲の人々との触れ合いによって、次第に自我を芽生えさせていく様子が描かれています。

 

ディープラーニング(深層学習)と呼ばれる、人間の脳の構造を模したコンピュータによる機械学習の方法がありますが、

現実世界を体験可能な身体を得たことでバドに自我が芽生えていく過程が実に興味深い!

 

相沢一家のペットロボットとして過ごすバドはどのような成長を遂げるのか、今後の展開が楽しみな漫画です!

 

 

 

また、4巻時点まではバドの言動はかなり危ないですが、バドが現実世界の登場人物たちに関わることによって、物事が良い方向に進んでいく心温まるストーリーになっています。

 

特に、相沢正志はバドの働きかけによって、家族との絆を確認したり、大きな決断を下していますし、バド相沢正志の口癖である台詞を使うシーンもあり、お互いに影響を与え合っていることが分かります。

 

人間とAIとの関わり方や共存、活用方法なども本作品のテーマの一つになっているのだと思われます!

 

 

 

感想・総評(レビュー)

表情や動作による犯罪予測、強いAIと弱いAI、AIによるビッグデータの解析といった現代のAI技術が、一通り紹介された良漫画だと思います!(その分、文字数は少し多かったですが)

 

 

また、一巻の巻末に収録された 作者・細野不二彦氏 と 庵野秀明氏 との「空想科学対談」もとても面白かったので、SF作品に興味があるひとにはオススメの作品です!

 

 

いつか、「鉄腕アトム」や「ドラえもん」、火の鳥に出てくる「ロビタ」のようなロボットが私たちと生活を共にする日が訪れるのでしょうか? 夢が広がります。

 

ロボット系SFに興味がある人は、ぜひ読んでみてください!

それでは!

 

 

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