【書籍レビュー】『宇宙に命はあるのか』を読んだ感想【世代を超えるイマジネーション】

こんにちは!コアテンです。

 

本日、私が紹介したいのは「宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八」という本です。

たった600円でこれほど内容の濃い本が読めるのはお得だと思って、今回紹介することにしました!

 

 

なお、この本は「Prime Reading」の読み放題対象になっているため、Amazonプライム会員であれば無料で読むことができます(2020年6月現在)。

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書籍『宇宙に命はあるのか』の内容・感想について

この本の著者である小野 雅裕(おの まさひろ)さんは、NASAの中核研究機関であるJPL(ジェット推進研究所)で、火星探査ロボットの開発に取り組む技術者です。

 

 

(1)まず、第一章・第二章は、宇宙開発の時系列的な流れと、その時代を駆け抜けた技術者たちの物語を、著者の解説や考えと共に述べられます。

特に、この本では一人一人の技術者にスポットを当てて、その軌跡をストーリー立てて描写してくれるので、断片的な知識になってしまわずに、とても分かりやすく興味深く読み進めることができました。

 

空想科学(SF)小説家のジュール・ベルヌ「地球から月へ」を書き、その本が様々な科学者の手に渡りました。

そして「地球から月へ」が発表されてから100年以上経った1968年。3人の宇宙飛行士を乗せたアポロ8号が、「地球から月へ」のストーリーをなぞるかのように地球から月軌道へと打ち上げられました。

 

これらの小説家や科学者たちは互いに面識はなかったにも関わらず、100年の時を超えて物語が現実のものとなった その原動力とは何だったのか・・・。筆者は、これを世代を超えて人から人へと伝わっていく「人間のイマジネーション」の力によるものだと力説しています。

 

 

(2)また、宇宙開発技術のパラダイムシフト(技術革新)についても、技術者視点ならではの解説が付いていてとても面白かったです。

・月軌道ランデブーモードの導入の話
・当時の革新的技術「ソフトウェア」の導入秘話

 

今でこそ宇宙開発技術において常識となった技術も、当初は導入時に既存のパラダイムとの衝突があったことが分かります。

 

 

 

(3)第三章~第五章が、著者がこの本で最も語りたかったことになります。具体的には以下に示すような様々な視点から考察してくれています。

・宇宙に命はあるのか?
・我々人類は宇宙に独りぼっちなのか?
・命とは?命の証拠とはなにか?
・我々はどこから来たのか?サピエンスの記憶
・宇宙人は人類のメッセージを受け取ったのか
・火星植民に潜むリスク

 

 

 

総評・おわりに

内容が濃くてとても良かったので、読み終わってから2度も読み返してしまいました(笑)

 

 

宇宙開発といえば宇宙飛行士が最も注目される存在ですが、宇宙開発はそれに関わる全ての人間の総力によって成し遂げられる事業だということを気付かせてくれる一冊です。

また、部数の関係もあって書籍を発行するのは有名人の場合が多く、宇宙開発の歴史を技術者の目線でとらえた本は少ないため、とても貴重な本だと私は考えます。

 

 

宇宙開発や科学技術に少しでも興味がある人なら、一度は読んでみて損はないと思うので、ぜひ読んでみてください!

それでは。

 

 

なお、この本は「Prime Reading」の読み放題対象になっているため、Amazonプライム会員であれば無料で読むことができます(2020年6月現在)。

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