【不完全花は摘もう】春に咲いたレモンの花は結実しやすい【人工受粉の方法を解説】

こんにちは、コアテンです。

 

植物観察日記でもお伝えしましたが、5月のゴールデン・ウィーク明けに我が家でもレモンが開花しました。

参考記事:「 2021年5月下旬・家庭菜園の近況報告

剪定した頃から、いくつか蕾ができているなと感じていましたが、ようやく花が咲いてくれました。結実しないと嫌なので人工受粉を考えました。そこで調べたのですが、どうもレモンは花振るい(たくさん花が咲いても着果が極めて少ない現象)が起こりやすいこと。

 

しかし、ここで朗報が!

春に咲いたレモンの花は最も結実しやすいらしいです。今回はレモンの人工受粉の方法と、不完全花について簡単に説明したいと思います。

 

春に咲いたレモンの花は結実しやすい

下の写真は、5月上旬に咲いたレモンの花です。

 

レモンは前年育った枝に花芽分化し、そこから生えた春芽や夏芽に開花するようです。レモンは四季咲き(5・6月、7・8月、9・10月の3回)ですが、春(5・6月)に咲いた花が最も結実しやすいらしいです。

 

夏(7・8月)に咲いた花が最も結実しやすいと思ってましたが、そうでもないようです。

とりあえず、5・6月に咲く花も、7・8月に咲く花も春芽(春枝)にできるようですので、春芽(春枝)は大事にしたいと思います。

 

レモンの花の構造

レモンの花は以下のような構造となっています。

花の色は白で花びらは5枚です。真ん中に「めしべ」があり、その周囲に複数の「おしべ」が生えています。

 

人工受粉の方法について

都市部の特に春は、花粉を運んでくれる虫が少ないので、レモンを確実に受粉させるために、人工受粉を試みましょう。

 

人工受粉の方法は簡単。

筆や梵天、綿棒などを使って「めしべ」とその周りにある「おしべ」を優しく交互に撫で回るだけです。

「おしべ」「めしべ」の成熟期がずれやすいです。
その花の「おしべ」から花粉が採れそうになければ、別の花にある「おしべ」の花粉で受粉しましょう。

 

なお、梵天とは以下のようなものです。

 

不完全花は摘んでしまおう

レモンには、「めしべ」がない花や、「おしべ」が不完全な花ができる場合があります。

これらは「不完全花」と呼ばれる結実しない花です。

 

「不完全花」があると、無駄に樹のエネルギーが取られるため、見つけたら摘み取っておきましょう。葉っぱが少なすぎると「不完全花」ができやすいようです。

上の写真は、我が家の不完全花です。メシベが全くありませんでした。

 

人工受粉後はどうなるか

(1) 人工受粉の有無に限らず、花びらがまず散り、その後にオシベがボロボロと落ちていきます。

 

(2) その後は、メシベだけが残り、やがてそのメシベも落ちます。

そして、メシベの下側にあった小さな膨らみが、徐々に大きくなってレモンへと成長していきます。

 

おわりに

今年はなんとか着果しそうなので、今から収穫の秋が楽しみです♪

 

これからも何かあればレモンの様子を紹介していきたいと思います。

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬

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