こんにちは、コアテンです。
前回から大分期間が空いてしまいましたが、
今回は、今までに私が読んだ漫画の中で面白かった「SF漫画」を中心に 5作品ほど紹介したいと思います!
目次
前回:「 読んで面白かった漫画3(5作品) 」
次回:「 読んで面白かった漫画5(5作品) 」
読んで面白かった漫画 4(SF5作品)
寄生獣
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。…その日まで平凡な高校生であった泉新一は、1匹のパラサイトに襲撃・寄生されるが、何とか頭部への侵入(脳の乗っ取り)は免れる。パラサイトは新一の右腕に右手と置き換わった。右手にちなんで「ミギー」と名乗るようになり、新一とミギーの共生生活が始まる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【総評・見どころ】
絵柄は少々古くグロいシーンもありますが、完成度の高いシナリオに引き込まれる名作です。一読して損はないと言えます。
「人間」と「人間を喰らう寄生獣(人間以外の知的生物)」との関係性をテーマにしており、
我々の身体を脅かす寄生虫や微生物などと意思の疎通ができたなら…そんなことを考えさせられました。
そして終盤になると、右手に寄生する「ミギー」が可愛く見えてくる不思議。
20年くらい前にバイト先に置いてあって手に取った本ですが、たまに見ると今も時間を忘れて読んでしまいます。当時のバイト先の人、この作品を教えてくれてありがとう。
プラネテス
西暦2075年、地球周回軌道上や月は人間の住む世界となっており、地球周回軌道上には宇宙ゴミ(デブリ)が多数飛びまわり、宇宙船などに衝突するなどの問題が起こっていた。
そんな中、主人公・星野八郎太(ほしのはちろうた)たち「宇宙ゴミ回収業者」は、サラリーマンとして宇宙ゴミを回収する日々を送っていた。
これは、宇宙が今よりも身近な世界となった、ちょっと先の未来の人々のお話…。
【総評・見どころ】
生活圏を宇宙にまで広げた人類たちが繰り広げる人間ドラマを描いた良作。
漫画の表紙裏にある作者の手記を読むと、色々と考えていた時期に描いた作品らしく、宇宙に関わる人々を題材にしつつも、「フロンティア精神」や「人生の矜持」「死生観」「社会問題」「仏教的思想」など様々な要素が物語に盛り込まれたメッセージ性の高い漫画でした。
なお、アニメ版もかなりの良作で、各エピソードの順番と内容が多少改変がされていますが、漫画版よりもかなり分かりやすく話がまとめられており、どちらも私のお気に入りです
(アニメ版は、漫画版の3巻までが収録)。
ちなみに、私はアニメ版を観て面白かったので、漫画版を購入したタイプです。漫画版よりもキャッチ―でとっつきやすいと思われますので、どちらも観てみることをオススメします。
レベルE
『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博が世に問う異色の連作集! 宇宙一の天才的な頭脳と美貌、そして最悪な性格の持ち主・ドグラ星第一王子…人呼んで「バカ王子」。
その魔の手から地球を守るのは…熱血健康優良野球少年7番レフト・筒井雪隆。
襲い来る魔物の群れに…不承不承立ち向かう悪ガキ5人組。出典:amazon.co.jp
山形県を舞台にオカルト的要素の強い、宇宙人を題材としたSF漫画です。
ストーリーは、宇宙一頭の切れるドグラ星のバカ王子が、暇つぶしに周囲を巻き込んだ様々な悪ふざけを引き起こす様子をオムニバス形式で収録したものになっています。
【総評・見どころ】
中学時代に読んでから、ずっと好きだった漫画です。電子書籍に移行してからもいまだに単行本を所持しています。
当時の富樫義博氏の趣味満載のストーリーで、どのエピソードも面白い奇跡の作品。単行本で全3巻(コミック文庫で上下巻)と揃えやすいのもポイントが高く、ギャグあり、シリアスありで非常にテンポよく話が進んでいきます。
作品としての完成度が高く、万人におすすめできる作品です。
(『HUNTER×HUNTER』連載直前の作品であり、各エピソード内には『HUNTER×HUNTER』の元ネタとなったものも散見されます)
火の鳥
『火の鳥』(ひのとり)は、火の鳥(不死鳥)を物語の中心にした手塚治虫による連作シリーズ漫画及びアニメーション映画、舞台劇である。
…物語は「火の鳥」と呼ばれる鳥が登場し火の鳥の血を飲めば永遠の命を得られるという設定の元、主人公たちはその日の鳥と関わりながら悩み、苦しみ、闘い、残酷な運命に翻弄され続ける。
作品は時系列順には執筆されず、雑誌「COM」以降の連載作品では過去・未来・過去・未来と交互に描き、手塚本人が死亡した瞬間に作品が完結するという構想で描かれていた。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【総評・見どころ】
おそらく人生で私が一番最初に読んだ記念すべき漫画かもしれません。親が購入した本が自宅に置いてあって、小学校に上がる前くらいに読んでいました。
この作品の凄いところは、今読んでも面白いところ。私の中では至高の傑作です!
手塚治虫氏が「漫画の神」と言われる所以が分かります。この作品を読んで私はループもの(タイムトラベルなどで同じ期間や世界、出来事を何度も繰り返す作品ジャンル)を知りましたし、もはや何度読んだか分かりません。
なお、各エピソードはつながっていたりします。
余談ですが、火の鳥には『朝日ソノラマ版』『角川版』の2つがあります。
これら2つの版は多少の違いはあれど基本的に同じものですが、「望郷編」だけはストーリーが結構異なります(カットされたシーンがあったり、登場人物が出てこないなど)。どちらも作者によって編集されたもののようですが、購入する際はお好みの版を選ぶようにしてください。
なお、ちなみに私は『朝日ソノラマ版』を観て育ったのでそちらをオススメします(『角川版』はカットされたシーンがあります)。
僕の地球を守って
1991年、東京の高校に転入してきた坂口 亜梨子は、クラスメイトの小椋 迅八と錦織 一成が交わす妖しい会話を立ち聞きしたのをキッカケに、2人が共有しているという夢“ムーン・ドリーム”の話を聞くことになる。
ムーン・ドリームの中での2人はそれぞれ全くの別人、異星人の科学者であり、迅八は玉蘭、一成は槐という女性で、他の5人の仲間と共に“Z=KK101”と呼ぶ月にある異星人の施設“月基地”から地球を見守って暮らしているのだという。
…その頃、亜梨子は、自身が金髪の美女木蓮で、褐色の肌の青年紫苑と地球が見える部屋で仲睦まじく会話する夢を見る。短い夢ながら迅八と一成のムーン・ドリームとの共通点を見出した亜梨子は、夢の2人の詳細な似顔絵と共に迅八達に話したところ、間違いなく同じ夢だという結論に達する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【総評・見どころ】
連載時期が1986年~1994年ということで、絵柄もやや古く、登場人物の遊びの内容(「聖闘士星矢」の遊び)など結構古さを感じますが、間違いなく名作の一つです。
同じ出来事を異なる視点(異なる登場人物の目線から)描写するというのは、当時の私にはとても新鮮でした。
前世の記憶(人間型宇宙人たちの様々な人間模様や思惑や愛憎関係など)に振り回され、生まれ変わった現在も苦しむ登場人物たちの姿に胸が締め付けられました。物語中盤は苦しい展開が続きますが、最後は皆幸せな大団円を迎えたと感じられます♬
ちなみに、この作品も20年以上前のバイト先に置いてあった漫画でした。バイト先に置いていてくれた人、素晴らしい作品を教えてくれて、ありがとう (^-^)ノ
おわりに
今回はSF作品を5つレビューしましたが、他にも紹介したい作品がまだたくさんあるので、これからも紹介していきます。
最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬
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