【書籍レビュー】『FACTFULNESS』を読んだ感想【ドラマチックな本能】

こんにちは、コアテンです!

 

今回、私が紹介したいのは『FACTFULNESS(ファクトフルネス)という本です。結構前から気になっていた書籍ですが、先日ようやく読むことができました。

以下、書籍『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』読んだ感想総評 などについて紹介したいと思います。

 

 

『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』の内容・感想について

書籍『FACTFULNESS』とは、
2018年に出版されたハンス・ロスリングオーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランドの共著です。副題は「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」となっています。

 

(1) まず、ファクトフルネスとは、データや事実に基づく世界の見方(客観的なモノの見方)を言います。

現代の世界を、私達はあまり良くないことも多く残酷な世界であると多くの人が考えています。しかし、それらは事実ではなく、私達が目の前の事実を誤認(本文では「ドラマチックな世界の見方」と書かれています)してしまう本能・認知バイアスがあるからだと著者は述べています。

世界の事実(現状)についての3択クイズを各国の人々に対して著者が行ったところ、大部分の正解率が20%を下回っており、認知バイアスがかかっていること示す結果だったのは興味深かったです(確率的には正解率は33%に近くなる)。

 

本書では、なぜ人は事実を錯覚してしまうのかということを説明した後で、

以下に示す10個の本能(思い込み)を事実・データを使って解いていき、それに対するファクトフルネスの方法(事実に基づく世界の見方と、10個の本能の抑え方)を提示してくれます。

1.分断本能(世界は分断されているという思い込み)
2.ネガティブ本能(世界はどんどん悪くなっているという思い込み)
3.直線本能(世界人口はひたすら増え続けるという思い込み)
4.恐怖本能(危険でないことを恐ろしいと考える思い込み)
5.過大視本能(目の前の数字が一番重要だと考える思い込み)
6.パターン化本能(一つの例が全てに当てはまるという思い込み)
7.宿命本能(全ては予め決まっているという思い込み)
8.単純化本能(一つの切り口で世界が理解できるという思い込み)
9.犯人捜し本能(誰か責めれば問題が解決するという思い込み)
10.焦り本能(今すぐ手を打たないと大変になるという思い込み)

(2) 本書に記載された本能(思い込み)は、人類の長い歴史の中で培われてきたものであり、私達の生存にとって何かしら有利に働いたことは言うまでもありません。

 

しかし、「人間は自身が持つ本能(思い込み)によって、事実を違うものとして錯覚(認識)しがちである」ということを知っておくことは、これからの人生を生きていく上でとても重要だと 私は思います。

また、この本に書かれている事実・データに基づいて世界を見つめれば、世の中はそれほど悪くはなく、少しずつ良くなっていっていると安心感を持つことができました。

本書は割と分厚いため、フォトリーディングで読んでも良いかもしれません。私はフォトリーディング後にこの記事を書いており、後でもう一度最初から読むつもりです。

なお、本書の最後の章(第11章)には、「ファクトフルネスの大まかなルール」が記載され、簡単にまとめられているので、あとで簡単に復習したい場合はコチラを確認すれば良いと考えます。

 

総評・おわりに

事実・データを使って、世界の見方に対する私達の10個の本能(思い込み)と認知バイアスの存在を示し、それらを一つ一つ事実を使って解いていってくれる一冊です。

 

ファクトフルネス(事実に基づく世界の見方)を実践し、ありのままの世界をその目で見ていきましょう!

 

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬

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