デュアルディスプレイのケーブル接続方法や設定方法、およびその感想について

こんにちは、コアテンです!

突然ですが皆さんは、家のパソコンをマルチディスプレイ(1台のパソコンの画面を複数のディスプレイに表示すること)で使ってますか?

 

 

今更ながら、私もようやく デュアルディスプレイ(1台のパソコンを2台のディスプレイで使用すること)デビューしましたが、使い勝手が良すぎて世界が変わりました (≧▽≦)

 

 

大げさでなく、「もっと早くしていれば良かった! もう1画面(1台のディスプレイ)には戻れないわ…」と本気で思っています。

 

 

そこで今回は、デュアルディスプレイにするために「必要なケーブルの種類」および「ケーブルの接続方法」「パソコンの設定方法」などを紹介していきたいと思います。

 

 

関連記事

先日、トリプルディスプレイ(3画面)にしました!その準備(必要なもの) そ接続方法・感想などについても別記事で紹介しています。よかったら見てみてください。

参考:「 【前編】トリプルディスプレイにする準備(必要なもの)など
参考:「 【後編】トリプルディスプレイにする接続方法やその感想

 

まずは、接続端子を確認する

デュアルディスプレイ(2画面)で使用するために、まずはパソコン本体ディスプレイに設けられている映像用の接続端子(ディスプレイポート)をそれぞれ確認しましょう。

 

なお、パソコン本体とディスプレイは、主に以下に示す規格で接続されています。

・VGA(Video Graphic Array)
・HDMI(High-Definition Multimedia Interface)
・DVI(Digital Visual Interface)
・Display Port

そして、パソコン本体とディスプレイには これらの規格に対応した接続端子が設けられています。

 

 

それぞれの規格の端子形状はいずれも特徴的な形をしているので、パソコン本体とディスプレイの接続端子の形状を見ればどの規格で接続可能なのか分かります。

例えば、上の写真は私のパソコンの接続端子を写したものですが、
上から順に「VGA規格の接続端子」「HDMI規格の接続端子」がそれぞれ設けられていることが分かりました。

 

 

下の写真は、私のディスプレイの接続端子を写したものです。

私のディスプレイには、左から順に「HDMI規格の接続端子」「VGA規格の接続端子」がそれぞれ設けられていることが分かりました。

 

 

 

必要なケーブルの種類について

デュアルディスプレイにするには、対応する規格のディスプレイ用ケーブルで2台のディスプレイをそれぞれ本体に接続します。

以下、各規格に対応したディスプレイ用ケーブルを簡単に紹介します。

 

VGAケーブル

VGAはIBM社のグラフィック表示システムの名称であり、コネクタ形状の規格であるD-sub(15ピン)を採用しています。

そのため、D-sub(15ピン)ケーブルともいわれます。

 

 

 

下の写真はVGAケーブルの端子部分を写したもので、15本のピンがあるのが特徴です。

 

 

HDMIケーブル

映像用として一般化したケーブルで、見たことのある人も多いと思われます。パソコン以外にも、ゲーム機やTVなど幅広く用いられている規格のケーブルになります。

 

 

下の写真はHDMIケーブルの端子部分を写したもので、上下非対称なのが特徴です。

 

 

DVIケーブル

2000年代後半までは唯一のデジタルディスプレイ用の規格として利用されていましたが、後に次世代規格として登場したHDMIやDisplayPortなどに主流が移行しているため、最近では見かけることは少なくなりました。

 

 

 

Display Portケーブル

デジタル・ディスプレイ用に設計された映像出力インタフェースの規格で、DVIの後継を狙った規格です。

 

HDMIやDVIでは想定していなかった超高解像度での利用を視野に入れた規格であり、特に医療分野などで多く用いられています。

 

端子部分の外形は台形で、中央にあるコの字形の穴に、複数のコネクタピンが配列されているのが特徴です。

 

 

変換ケーブル

ディスプレイの接続端子と本体の接続端子との規格が一致していない場合もあります。

 

そんなときには、例えば 以下に示すような変換ケーブルを用いることで接続が可能になります。

 

一方の接続端子に対応するケーブルと変換ケーブルを接続することで、異なる規格の接続端子間を接続できます。

 

上で紹介した変換ケーブルは一例です。

変換ケーブルの種類は非常に多いので、パソコン本体の接続端子とディスプレイの接続端子を見比べてみてご自身で必要なものを選んでください。

 

 

ケーブル接続方法について

デュアルディスプレイにするのはとても簡単で、2台のディスプレイとパソコンを ディスプレイ用ケーブルで接続するだけです。

 

デュアルディスプレイにするための具体的な接続方法は、下図のようになります。

上図に示すように、
・ディスプレイ①パソコン(PC 1)との間を ケーブルA で接続し、
・ディスプレイ②
パソコン(PC 1)との間を ケーブルB で接続するだけです。

例えば、ケーブルAには「HDMIケーブル」を使用し、ケーブルBには「VGAケーブル」を用いればよいと思います(もちろん逆でも可)。

 

 

ちなみに、私はWindows 10のメインパソコン(PC 1)以外に、Windows 7対応のソフトがインストールされたサブパソコン(PC 2)も使用したかったので、以下の図のように接続しました。

ケーブルAには「HDMIケーブル」を使用し、ケーブルBには「VGAケーブル」を使用し、ケーブルCには「HDMIケーブル」を使用しました。

 

 

 

設定方法について

ディスプレイとパソコンを ディスプレイ用ケーブルで接続したら電源を入れて、以下の(1)~(3)の順にパソコン側の設定を行っていきます。

 

(1)まず、デスクトップ画面で右クリックして、「ディスプレイ設定」をクリックします。

パソコン本体に2台のディスプレイが正しく接続されていると、「ディスプレイ1」「ディスプレイ2」が検出されているのを確認できます。

※表示されていない場合は「検出」をクリックしてみてください。

 

 

(2)そのまま下にスクロールすると「マルチディスプレイ」の項目があるので、「複数のディスプレイ」のカーソルをクリックします。

 

 

(3)その後、「表示画面を拡張する」を選択(この場合は、「1のみに表示する」から「表示画面を拡張する」に変更)すればデュアルディスプレイ(2画面)になります。

あまり使用することはないと思いますが、「表示画面を複製する」を選択した場合、ディスプレイ1とディスプレイ2には全く同じ画面が表示されます。

 

【Tips 1】
・ディスプレイ1またはディスプレイ2の位置関係(配置)も任意に移動、変更できます
(実際のディスプレイ同士の位置関係に合わせて補正が可能です)。

操作方法は、ディスプレイ1またはディスプレイ2をドラッグして位置関係を決めた後に「適用」をクリックするだけです。


 

【Tips 2】
・ディスプレイ1(またはディスプレイ2)を選択した状態で下にスクロールし、
「これをメインディスプレイにする」にチェックを入れることで、メインディスプレイの切り替えができます。


メインディスプレイには、デスクトップアイコンが表示され、タスクバーに検索窓などが表示されます。

 

 

 

デュアルディスプレイで使用してみた感想

簡単にですが、デュアルディスプレイにして感じたことや分かったことなどを紹介します。

 

ディスプレイの表示範囲が大きいと作業効率が格段に上がる

デュアルディスプレイにしてから、下の写真のように、右の画面(ディスプレイ2)から左の画面(ディスプレイ1)へとウィンドウやマウスポインタの移動が可能になりました。

 

机などの作業スペースが大きいと様々なアイテムを広げられるため作業効率があがります。それはパソコンのディスプレイ画面についても同様のことが言えます!

おそらく、私はもう1画面には戻れません(笑)

 

 

なお、あくまで個人的な意見ですが、作業効率は1画面だった頃に比べて3倍以上アップしたと感じています!!

・常に表示したいウィンド(例えば、検索した画面や株価ボードなど)を空いたスペースに置いておきながら、別のウィンドで作業したり動画を見たりできるようになりました!

・複数のウィンドを開いている場合、1画面だと表示範囲に限りがあって全て表示することはできませんでした。しかし、2画面にしてから、複数のウィンドをすぐ見れるよう横に置いておけるので、ウィンドを最小化して隠したり、クリックして再表示したりする手間が省けました。その結果、作業効率がかなりアップしました (^^)b

 

 

各ディスプレイは先に電源を入れたパソコンの表示が優先される

上述したように、私は「メインパソコン(PC 1)」「ディスプレイ①」「ディスプレイ②」にそれぞれ接続し、「サブパソコン(PC 2)」「ディスプレイ②」に接続しています。

 

何度か実験してみた結果、この場合、ディスプレイには先に電源を入れたパソコンの表示が優先表示されることが分かりました。

【具体例1】

例えば、下図に示すように、先にメインパソコン(PC 1)に電源を入れた場合、
後でサブパソコン(PC 2)に電源を入れたとしてもディスプレイ②にはサブパソコン(PC 2)の画面は表示されません。

しかし、メインパソコン(PC1)の電源を切った場合(または、ケーブルBを抜いた場合)、サブパソコン(PC 2)の画面がディスプレイ②に表示されるようになりました。

 

【具体例2】

例えば、下図のように、先にサブパソコン(PC 2)の電源を入れた場合、
後でメインパソコン(PC 1)の電源を入れたとしてもディスプレイ②にはメインパソコン(PC 1)の画面は表示されません。
(PC 1の画像はディスプレイ①のみに表示されます)

しかし、サブパソコン(PC 2)の電源を切った場合(または、ケーブルCを抜いた場合)、メインパソコン(PC 1)の画面がディスプレイ②にも表示(デュアルディスプレイ表示)されるようになりました。

 

 

デュアルディスプレイ(2画面)までは簡単にできる

マルチディスプレイで使用する場合、2台目以降のディスプレイに接続するための接続端子が必要であり、接続端子が足りない場合にはグラフィックボードなどを用意する必要が生じます。

 

 

しかし、最近のパソコンは予めデュアルディスプレイ(2画面)での使用を想定して製造されていることが多いです。つまり、デュアルディスプレイにできる仕様になっていることが多いです。

そのため、ディスプレイをケーブルで接続するだけでデュアルディスプレイまでは簡単にできることが分かりました。

 

 

あくまで自己責任になりますが、デュアルディスプレイにできるか否かの判断材料としては、例えば以下のようなものです。

(1)デスクトップパソコンの場合
パソコン本体に接続端子が2つ以上設けられていれば、まずデュアルディスプレイにできると考えてよいと思われます。

(2)ノートパソコンの場合
映像用の接続端子が設けられているか確認してみてください。接続端子があれば、デュアルディスプレイで使用できると考えられます。


上の写真のように、最近のノートパソコンは外部ディスプレイ用の接続端子(最左側のHDMI端子)が設けられていることが多いです。

 

 

トリプルディスプレイ(3画面)以上にしたい場合は要注意

問題が生じてくるのは、「外部ディスプレイ用の接続端子が足りない場合」「トリプルディスプレイ(3画面)以上で使用したい場合」になります。

この場合には、パソコンの仕様やスペックに注意しなければなりません。つまり、3画面以上のディスプレイを表示できるだけのスペックをパソコンが備えているか否かを確認する必要があります。

 

具体的には、外付グラフィックアダプターを使用したり、必要ならグラフィックボードの増設、CPUやマザーボードの性能なども考慮しなければなりません。

 

 

私も作業効率や設置スペースを考えて、いずれはトリプルディスプレイ(3画面)以上にしたいと考えています。

時間があるときにでも必要なスペックや最適な接続方法などを調査し、実現したらレビューしたいと思います。

 

 

モニターアームについて

ディスプレイ(モニター)を単純に横に並べるだけであれば不要ですが、上下に並べたい場合には「モニターアーム」を使ってみるのも一つの手段です。

ディスプレイを横に並べて置く場合は広いスペースが必要になりますが、
モニターアームでディスプレイを上下に並べると机の上をスッキリさせることができます(モニターアームは机を挟んで固定するので広い台座がありません)。

このため、私はディスプレイを上下に並べる場合には、モニターアームを使用したいと思っています。

 

 

ところで、このモニターアーム、調べると非常に多くの種類があるのですね…。今後のために調べてみたので、簡単に要点をまとめてみました。

1アームタイプとデュアルタイプがある

モニターアームには、1アーム(アームを1つ持つもの)とデュアルタイプ(アームを2つ持つもの)があります。

 

個人的には、2アーム(2つアームを持つもの)が便利ですが、1アーム(1つアームを持つもの)を2個使っても結果はほとんど同じだと思います。

どちらを使用するかは、個人の好みだと思います。

 
 

VESA規格(ディスプレイの取り付け規格)が標準的

 
VESA規格というディスプレイのマウント規格があり、モニターアームもこれに対応したものが主流のようです(主にディスプレイ背面の取り付け用ねじ穴の間隔が標準規格として決まっています)。
 
 
 
残念ながら、私のディスプレイはVESA規格対応ではなかったのですが、
その場合でも、以下に示すような方法を用いることで、VESA規格のモニターアームを使用できるようになるとのこと。
 ・ディスプレイ背面に、VESA規格に対応した間隔のネジ穴を開ける
 ・以下に紹介するようなアイテム(マウントアダプター)を使用する
 

 

今後、私がマルチディスプレイ用にディスプレイを購入する場合は、もちろんVESA規格対応のものを購入します。

 

しかし、変換用のマウントアダプターがあれば、VESA規格に非対応のディスプレイでもモニターアームに取り付けが可能になるので、こういった手段でモニターアームに取り付けられる分かっているだけでも心強いですね♪

 

 

 

さいごに

今回は、「デュアルディスプレイ(2画面)にする方法」「デュアルディスプレイの使用感」などについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

 

まだ自宅のパソコンをデュアルディスプレイにしていない方は、きっと便利だと感じてくれると思いますので、この機会にぜひ試してみてください!

 

それでは、また!

 

関連記事

先日、トリプルディスプレイ(3画面)にしました!その準備(必要なもの) そ接続方法・感想などについても別記事で紹介しています。よかったら見てみてください。

参考:「 【前編】トリプルディスプレイにする準備(必要なもの)など
参考:「 【後編】トリプルディスプレイにする接続方法やその感想

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