こんにちは、コアテンです!
本当に久々の漫画レビューですが、今回 私が紹介したいのは『絢爛たるグランドセーヌ(けんらんたるグランドセーヌ)』という漫画です!
一年半くらい前に一巻試し読みで無料だったので、読んでみてハマったので一気に最新巻まで購入してしまった作品です(このパターン、多いな笑)。
今回は、この作品を読んだ感想を簡単にですが紹介していきたいと思います!
目次
あらすじ
素直で明るく前向きな性格の少女・有谷 奏(「ありや かなで」。以下、奏)がプロのダンサーに向かって成長していく姿を描いたバレエ漫画です。
優れた観察眼を持つ少女・奏は、隣に住む年上の少女・梨沙が出る舞台公演を観てバレエに強い憧れを抱き、梨沙が通っていた滝本バレエ教室に通い始める。
バレエ教室に通い始めて3年あまりが経って奏は、同じ教室に通う伊藤翔子らと共に熱心にレッスンを繰り返す日々を送っていた。
そんな折、奏は、滝本バレエ教室の発表会を観に来ていた栗栖さくらと出会う。
奏と伊藤翔子は、母親からバレエの英才教育を受けてプロを目指す同年代の栗栖さくらと出会ったことで、今まで受けてきたレッスンとコンクールが絢爛(けんらん)で豪華な舞台に立つためのステップだということに気付かされる・・・。
そして、奏らは今まで別世界だと思っていたプロダンサーへの道を意識するようになるのだった。
『絢爛たるグランドセーヌ』の見どころ
私が考える絢爛たるグランドセーヌの見どころは、ずばり「人間の成長」と「リアリティ」です!
やはり「人の成長物語」って読むのが楽しいジャンルの一つなんですよね(^▽^)
また、奏やライバル達の家族、指導者側の心情までも描かれていて、バレエという芸術に関わる人々の様々な人間模様・生活の様子までも見ることができます。
本人の才能やレッスンの質・量だけでなく、実力ある指導者に師事できるか否かなどの運、生活面・経済面での家族の多大な協力なしには、プロになることはできない狭き門なのですね・・・。
主人公の奏は、本番に強くて前向きな性格で、誰からも好かれるキャラなのがポイント高いですね。プロ向きな人物像がどういったタイプかが彼女を見ていると分かります(^^)
(個人的には、奏の通っているバレエ教室の滝川信子先生が指導力だけでなく人物的にも、非常に素晴らしい人物で気に入っています)
調べてみると、作者のCuvie氏は小学校から高校まで「クラシックバレエ」を習っていたが挫折した経験があり、それが本作の執筆に結びついているというので納得しました。
・本番前の大きなプレッシャーと失敗への恐れ・・・。
本番が一発勝負で、失敗してしまうと それまでの努力が無駄になってしまうかもしれないという恐怖。
・前に出演した人の演技に感化されて、雰囲気に呑まれてしまうことがある点。
また、作中で、奏がバレエ留学について両親と話し合うシーンがあるのですが、各国への留学条件やスカラシップ制度の利用、中学生で人生の決断を下すことの大変さが伝わってきました。
私自身、奏よりも両親との方が歳が近いので、奏の両親側の気持ちになって読んでしまいました(^^;)
感想・総評(レビュー)
現代のプロダンサーを目指す人やその周囲の人々の様子を描いた作品で、リアリティがあります。
絵柄もすごくキレイなので、読みやすくとっつきやすい作品です。
バレエ経験者だけでなく、スポーツや芸術、何かを積み上げる経験をしたことのある人なら きっと共感できる内容で、名作と言っても良い作品の一つだと思います!
私が言うのもなんですが、スルーしてしまうのは勿体ない!
(昔の私は表紙を見て、経験のないバレエの漫画だったのでスルーしてました;)
バレエや芸術系のジャンルに興味がある人以外にも ぜひ一度は読んでみてほしい作品です。
それでは!
コメント