こんにちは、コアテンです!
今回は、私の大好きなアニメ『昭和元禄落語心中』を紹介したいと思います!
漫画でも読んでいましたが、アニメの出来と声優さんの熱演に圧倒された作品です。NHKドラマにもなった有名作なので、御存じの方も多いかと思います。
今回は、この作品の感想や見所について、簡単にですが紹介したいと思います!
目次
あらすじ
雲田はるこ氏による日本のフィクション漫画であり、昭和最後の落語大名人・八代目有楽亭 八雲の人生と、彼を取り巻く様々な人々の人間模様、落語を巡る愛憎劇などを描いた作品です。
昭和50年代、刑務所を出所した元チンピラ・強次は、一年前に刑務所を慰問に訪れた八代目 八雲の落語を聞いて感動し、その足で寄席に押しかけ弟子入りを申し出た。それまで弟子を取らないことで有名な八雲だったが、強次は入門を許されて与太郎の名を貰い、八雲とその養女・小夏の住む家で一緒に住むことになる。
『昭和元禄落語心中』の見どころと感想
アニメ「昭和元禄落語心中」の見どころは、かなり多いのですが「人間ドラマ」と「声優さんの熱演」だと思います!
(1)この物語の見どころは、昭和初期から現代に至るまでの落語の趨勢を描いた「ストーリー」と、その時代を生きた主人公を含む噺家たちの人間模様を描いた「人間ドラマ」にあります。
八代目 八雲の幼少期から老年期までの波乱に満ちた人生と、亡くなった後の落語の行く末を描写した壮大な物語でした。
作品全体を通して悲しく切ないストーリーでしたが、ラストは八代目 八雲も含めて登場人物の皆が笑顔に、幸せになってくれたと感じます。
与太郎という男が八雲の弟子になったからこそ、八雲と小雪たち周囲の人間との関係が好転していったと考えると感慨深いものがあります。
また、自分の居場所を作るために落語に打ち込む八雲の生き方、自らの芸を高めることへの執着、老い衰えて落語ができなくなった自分に苦しみ落胆する姿に、芸事に関わる人間の人生の終わり方を考えさせられました。
このアニメを視聴して「老いることや、重荷(しらがみ)を背負って生きることが、初めてそんなに悪くないのかもしれない…」と思えました。
(2) さらに、演出や声優さんの演技も非常に良かったです。
圧巻の表現力と、年代別(青年・老年)の演じ分け、型の違いなど素人でもハッキリと耳で聴き分けられるくらいだったので、「声優ってすごいな…」と素直に感心しました。
漫画版が良い作品のアニメ化は残念な出来になることも多いのですが、こちらはアニメも違った良さを感じさせてくれました。「この作品を映像化してくれて有難う!」と思いました。
総評(レビュー)
ストーリー・絵柄・声優・演出の全てが素晴らしく、非常に完成度の高いアニメでした。
人生と人の縁、業の深さについて考えさせられる上に、今までに聞いたことがなかった落語に興味を持たせてくれた作品で、間違いなく傑作の一つです。
観終わった後、しばらく良い余韻に浸れる稀有な作品ですので、もしまだ観たことがなければ、ぜひ一度ご視聴ください。
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬
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