【注意喚起】マダニの被害に遭わないために!予防対策と咬まれたときの対処とは

こんにちは!コアテンです。

 

9月になって少し涼しくなってきましたね。

今年の夏も暑かったですが、皆さんはご家族や友人達と、どこかに遊びに行きましたか?

 

夏に屋外で遊んだり、外出したりする場合、蚊に刺されたくなくて「蚊に対する対策」をする人は多いと思います。しかし、「マダニ」に注意される人は少ないのではないでしょう?

 

実は「マダニ」は、蚊と同様、様々な感染症の運び屋になっている恐れがある危険害虫です。

近年になってマダニの被害が増加しており、感染症による死亡例も少なからず報告されており、厚生労働省も注意喚起としてリーフレットやポスターなどを発行して啓発活動を行っています。

 

今回は、注意喚起の意味も込めて「マダニの生態・生息場所」「マダニによる被害(感染症など)」、マダニに咬まれないための「予防対策」「咬まれたときの対処」などについて簡単に紹介したいと思います。

 

 

参考記事:「 蚊の習性とは?蚊に刺されたくないときの対策について

マダニの生態・生息場所

マダニの生態

「マダニ」とは、体色が赤褐色をした大型の吸血性のダニです。

マダニの成ダニは、吸血することで数倍の大きさまで体が膨張します(成ダニの大きさは吸血前で 3~8mm吸血後には10~20mmに達します)。吸血期間は長時間(数日~10日以上)で、満腹になると自ら離れますが、それまではなかなか離れません。

マダニは、人間以外だけでなく、野生動物(鹿やイノシシ、野ウサギ、野ネズミなど)や、散歩中のペット(イヌやネコ)なども吸血します。

 

マダニは、ハサミのような形状をした口器を使って動物の皮膚を切り裂いた後、宿主と連結して血液を吸います。マダニは、生涯で少なくとも3回以上(幼ダニ、若ダニ、成ダニの各ステージで1回以上)吸血します。

 

マダニの多くは春から秋(3月~11月)に活発になります。

マダニは、ハラ―器官と呼ばれる感覚器で、哺乳類から発せられる匂いや体温、体臭、物理振動などに反応して、草の上などから生物に飛び移って吸血行動を行います。

 

 

マダニが厄介なのは、吸血されたことに気付きにくいことです。そのため、気付いた頃には長時間吸血されていることも多いです。

咬みついたマダニを無理に取り除こうとすると、体内にマダニの一部(頭部)が残って化膿したり、感染症の感染リスクが高まったりする恐れがあります。マダニに咬まれた場合は、無理に取り除こうとしないで医療機関で適切な処置を受けてください。

 

 

 

マダニの生息場所

マダニは、山林草むらヤブなどに生息しています。

特に、野生動物(鹿やイノシシ、野ウサギ、野ネズミなど)が出没する山に多く生息しており、民家の裏庭や畑、あぜ道にもいることがあります。

 

 

 

マダニによる被害(感染症など)

マダニの咬傷(咬まれて吸血されること)により、以下に示すような「感染症」「疾患」などに罹患する恐れがあります。

・ダニ媒介性感染症
・アレルギー疾患
・口器が体内に残ることによる化膿

以下、簡単に説明していきます。

 

ダニ媒介性感染症

マダニは様々な感染症の運び屋になっている可能性があります。

具体的には、病原体を保有したマダニに咬まれる(吸血される)ことで、感染症に感染(発症)します。

マダニが媒介する感染症には、「回帰熱」「日本紅斑熱」「クリミア・コンゴ出血熱」「ダニ媒介脳炎」「ツツガムシ病」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」などがあります。

 
特に、SFTSは、2013年に国内初の死亡者が確認されてから、西日本を中心に23府県で400名以上(2020年時点)の感染者が報告されています。

SFTSの潜伏期間は、マダニに咬まれてから6日~2週間で、致死率は6%~30%と言われています。

 

ダニ媒介感染症については、厚生労働省のホームページで詳しく紹介されています。近年、マダニによる被害が増加しており、厚生労働省もリーフレットやポスターなどを発行して啓発活動を行っています。

参考:「 厚生労働省HP ダニ媒介感染症

 

 

アレルギー疾患

マダニの唾液腺や消化管には、a-galという糖鎖を持つタンパク質が存在します。

マダニに咬まれた後、このタンパク質に対して「じんましん」「アナフィラキシーショック」を起こす体質になってしまうことがあるようです。

 

 

口器が体内に残ることによる化膿

マダニが皮膚に咬みつく(口器を突き刺す)と唾液腺からセメント様物質(時間の経過とともに硬化する接着剤のような物質)を放出します。そして、このセメント様物質は半日程度で硬化するため、容易には離れなくなります。

 

そのため、咬みついたマダニを無理に取り除こうとすると、「体内にマダニの一部(頭部)が残って 化膿してしまう」ことがあります。

 

 

 

マダニに咬まれないための予防対策

ここまで紹介してきたマダニの習性を踏まえて、マダニに咬まれないため(吸血を防ぐため)の予防対策について、以下に紹介していきます。

 

肌を露出させない

マダニが多く生息する場所に行く場合には、肌の露出は少なくするのが一番有効な防衛手段です。

 

具体的には、以下の方法で肌の露出を抑えましょう。

・長袖・長ズボン(または、登山用スパッツ)等を着用する
・帽子や手袋、ハイネックのシャツを着用する
(首にタオルなどを巻くのも有効)
・足が完全に覆われる靴を履く
・シャツなどの裾はズボンや手袋に入れる

 

長袖・長ズボンを着用はもちろんのこと、帽子や手袋、ハイネックのシャツの着用する(または、首にタオルなどを巻く)ことで、頭部や手、首をマダニから物理的にガードできます。

 

サンダルなどは避け、足が完全に覆われる靴(登山シューズ、ランニングシューズなど)を履くことで、足がマダニに咬まれないようにしましょう。

 

さらに、「シャツの裾をズボンの中に入れる」「シャツの袖口を軍手や手袋の中に入れる」「ズボンの裾を靴下や長靴の中に入れる」ことで、衣服の中にマダニが侵入するのを防ぐことができます。

 
 
 

白っぽい長袖の服を着る

マダニの体色は赤褐色をしています。

そのため、白っぽく明るい色の服を着ることで、服に付着したマダニを発見しやすくできます。

 

服に付着したマダニをすぐに取り除くことができれば、マダニ被害(吸血や、家の中に持ち帰ること等)を予防できます。

 

服に付いたマダニは、絶対に素手で取り除かないでください。使い捨ての箸や、ガムテープなどを使って取り除きましょう。

 

 

 

虫よけスプレーを使う

マダニに咬まれないようにするには、「虫よけスプレー(忌避剤)」も有効です。

中でもオススメなのが「フマキラー 天使のスキンベープ」「キンチョー プレシャワーDFミスト」です。どちらも甲乙つけ難い虫よけスプレーだったので、二つとも紹介することにします。

 

いずれも『イカリジン』という虫よけ成分が使用された虫よけスプレーで、「マダニ」だけでなく「蚊」も忌避できる上に、肌にも優しいのがポイントです。

 

『イカリジン』とは、2015年に日本で承認された虫よけ成分で、蚊・ブユ・アブ・マダニの4つに忌避効果を発揮します。お肌に優しいだけでなく、虫よけの匂いが少ない、服の上から使えるといった特徴があります。

参考:「 アース製薬 イカリジンとは

『イカリジン』は、子どもにも使用回数制限なく使用できるのが大きなメリットです!

従来から「蚊」などの忌避剤として用いられてきた『ディート』という有効成分もありますが、高濃度製剤(含有率30%)の場合は小児(12歳未満)に使用できません。また、低濃度製剤(含有率12%未満)でも、小児には回数制限が設けられており、使用には注意が必要です。

参考:「 厚生労働省 ディート含有の医薬品等に関する安全対策

 

「蚊」「マダニ」は様々な感染症の運び屋になっている恐れがあるため、刺されないように予防対策が重要です。「マダニ」による被害の予防策として、『イカリジン』が含まれた虫よけスプレーは、有効な防衛策です。

特に、これらの虫よけスプレーは、服の上からシュッシュと吹きかけられますし、持続時間も6時間以上と長いので重宝しています。

 

 
但し、虫よけスプレー(忌避剤)の効果を過信し過ぎないようにしてください!

虫よけスプレーの使用で、マダニの付着数を減らすことはできますが、完全に防げるわけではありません。

虫よけスプレーだけでなく、他の予防対策と組み合わせることで予防効果をさらに高めることをオススメします。

 

 

 

むやみに、草むら等に立ち入らない

上述したように、マダニは、野生動物(鹿やイノシシ、野ネズミ、野ウサギなど)や散歩中のペット(イヌやネコなど)に取り付いて吸血します。

つまり、これらの動物が移動する場所にはマダニが潜んでいる可能性があります。

 

したがって、
「❶ むやみに草むらには立ち入らない」
「❷ 山などでは、草原に直接 座らない」
ことがマダニによる被害を受けないための有効な予防策になります。

 

 

 

帰宅後は すぐに着替える

マダニに咬まれていなくても、衣服などに付着している可能性もあります。その状態で家の中をウロウロすると、家の中にマダニの侵入を許してしまう恐れがあります。

 

そのため、屋外に行って帰宅した後は、すぐ着替えることでマダニ被害の可能性を減らすことができます。

また、帰宅後にすぐ入浴するのも有効です。

入浴する際にマダニに咬まれていないか確認しましょう。

 

 

 

マダニに咬まれたときの対処について

上述したように、マダニに咬まれてから半日ほど経つと、容易には離れなくなってしまいます。

そのため、咬みついたマダニを無理に取り除こうとすると、口器の消化管内容物が逆流して感染症リスクが高まる」または「体内にマダニの一部(頭部)が残って化膿したり、感染症リスクが高まる」合があります。

 

マダニに咬まれた場合は、
無理に引き抜こうとはせず、医療機関(皮膚科など)で処置してもらいましょう。

また、咬まれた後、数週間は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められたら医療機関で診察を受けてください。

なお、処置には、「マダニの除去」「患部の洗浄」、「抗生物質の投与」などが該当します。

 

皮膚を切開してマダニを取り除くのが一番確実な除去方法ですが、ダニ摘除用機器なるものも存在しているようです。

 

 

 

おわりに

近年、西日本を中心にマダニの被害が増加しています。

山や草原、公園など屋外で遊ぶのはとても楽しいですが、暖かい夏場はマダニが活発になる時期ですね。

 

まだまだ気温も暖かく、登山やハイキング、ピクニックなどに行く計画をされている方も多いでしょうが、今回紹介した予防方法を活用して、感染症に罹患しないよう自衛してもらえると幸いです。

 

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬
 

 

参考記事:「 蚊の習性とは?蚊に刺されたくないときの対策について

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