【書籍レビュー】『生きるために大切なこと』を読んだ感想【共同体感覚】

こんにちは!コアテンです。

 

 

今回、私が紹介したいのは『生きるために大切なこと』という本です。

 

アドラー心理学と言えば、近年では岸見一郎氏と古賀史健氏がアドラーの考えをまとめた書籍「嫌われる勇気」が最も有名だと思われますが、この本はアルフレッド・アドラーの著書の翻訳本となります。

 

 

百年以上も前に生きた人の書いた本が、これほど深く人間の本質を理解していたということ、人間の本質はどんなに時を経てもあまり変わらないということを教えてくれる名著でした。

以下、書籍『生きるために大切なこと』読んだ感想 総評 どについて紹介したいと思います。

 

 

 

『生きるために大切なこと』の内容・感想について

「生きるために大切なこと」とは、
主に多くの人々を悩ませる「劣等感」に焦点を当てて、それを克服するために必要不可欠な「共同体感覚(世界に自分の居場所があるという感覚)」を身に着けることの重要性を説いた、
アルフレッド・アドラーの著作「The science of living」の翻訳本です。

 

・本書は、「人間は幼少期に形成された人格というフィルタを通して出来事を解釈し、目的に向かって行動するということ」について説明した後、多くの人々を苦しめる「劣等感」について様々な事例を紹介しながら解説した一冊となっています。

 

また、この本では、人間は足りないものを補い合うために社会を形成していること、自分が社会を構成する一員であるということが示されており、「他人は敵ではないということ」ということを示してくれています。

 

なお、本書では「幼少期に形成された人格」「劣等感」の因果関係を説明する事例に多くのページ数を割いているため、その内容をどう理解してよいか判断に迷う箇所もあります。

しかし、「より大きな社会(コミュニティ)に貢献しようとする共同体感覚を持つこと」「自分が何に劣等感を持っているか」を理解していれば、上記の問題を解決する道があることが分かりました!

 

 

 

総評・おわりに

100年前の人物がここまで深く人間の心理を考察していたことや、その内容が現代人にも当てはまるということに驚きました。人間の心理はいつの時代も普遍なのだと思わせられた一冊です。

 

読みやすさでいえば名著「嫌われる勇気」に軍配が上がりますが、それでも現在 過度な劣等感やコンプレックスに苦しめられている人にオススメの一冊ですので、ぜひ一度読んでみてください。

 
 

最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
皆さんの明日が ワクワクに満ちた良い日となりますように。 Thank you all ♬

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