蚊の習性とは?蚊に刺されたくないときの対策について【蚊は叩こうとした人を覚えてる】

こんにちは!コアテンです。

 

今年は梅雨が長くて短い夏でしたね!

私の家の近くでは蚊が多いので、今年も無防備な状態でベランダに出てしまって蚊に刺されるということが何回もありました(>_<)

痒いし、もう本当に蚊って嫌ですね‥。

 

実は先日、蚊について調べていると、「蚊は叩こうとした人を覚えて避ける」という記事を見つけて、「おいおい。奴ら、なかなか賢いやんけ…」と衝撃を受けました! ちなみに、私も蚊について常々感じていた習性(未解明)があります。

 

今回は、私が感じている習性を含めた「蚊の習性」と、その習性に基づいた「蚊に刺されないための対策」について簡単に紹介したいと思います。

 

 

参考記事:「 マダニに注意!予防対策と咬まれたときの対処について

蚊の一生とは?

蚊は、普段は花の蜜や草の汁などを吸って生きています。

吸血を行うのはメスだけで、吸血を行うことで卵巣を発達させて卵を産みます。蚊の寿命は成虫になってから2~3週間とされており、その間に交尾・産卵を行います。

 

蚊の多くは、普段は葉っぱの裏などにとまっていて、人間などの動物が近くにきたら数メートル飛んで吸血しに行く「待ち伏せ型」です。長距離移動する種類の蚊もいますが、基本的に低い階までしか飛びません。そのため、高層階になるほど蚊がいる可能性は低くなります。

 

蚊は一回の吸血で自分の体重とほぼ同じくらいの重さの量を吸血できます。吸血後は動きが鈍くなるため、天敵に狙われやすくなります。そして、メスは吸血の3日後に産卵します。

 

★ 蚊は、様々な感染症の媒介者(運び屋)になっています。病原体を保有する蚊に刺されることで様々な感染症にかかる恐れがあります。

蚊が媒介する感染症には、「マラリア」「ウェストナイル熱」「デング熱」「黄熱」「ジカウィルス感染症」「日本脳炎」などがあります。「マラリア」には抗マラリア薬を投与して治療できますが、その他の感染症は基本的に対症療法(病気の原因を取り除くのではなく、痛みや発熱などの症状・苦痛を和らげる治療法)しかありません。

そのため、感染してからの治療よりも、蚊に刺されないための予防対策が非常に重要になります。

 

 

 

蚊の習性とは?

蚊は、以下のような習性を持っていることが確認されています。

・気温15℃以上になると吸血を始める
・黒い色に寄ってくる
・汗のにおいが好き
・新陳代謝が高い生き物に向かう習性がある
・吸血されやすい血液型がある
・叩こうとした人を覚えて避ける

以下、簡単に説明していきます。

 

 

気温15℃以上になると吸血を始める

蚊は気温15℃以上になると吸血を始めます。そして、気温が26℃~31℃くらいで最も盛んに吸血活動を行うようになります。

 

逆に、気温が15℃を下回ったり、35℃を越えると物陰や葉の裏などに潜んで活動しなくなります。

あまりに暑い真夏には、蚊を見ることが少なくなります。

 

 

 

黒い色に寄ってくる

蚊は黒い色に寄ってくることが知られています。そのため、黒い服を着ていると刺されやすくなります。

これは、黒い色が光を吸収しやすく表面温度が高くなりやすいからだとか、蚊が白い色を認識できないのが理由だと言われています。

 

ちなみに、黒>青>赤>黄>白の順に蚊を引き寄せるらしいです。黒と白の差は3~4倍なんだとか。

 

 

 

汗のにおいが好き

蚊は、湿度に反応することが知られています。

そのため、汗をかいた後にそれが蒸発すると蚊が反応して寄ってきやすくなります。

 

さらに、汗の中に含まれる乳酸は、蚊の誘因物質であると認められています。そのため、汗っかきの人は刺されやすくなりますし、人体の中でも汗腺が集中した部分が狙われやすくなります。

 

なお、蚊は特に足のニオイを好み、足の方に向かってくることが知られています。

 

 

 

新陳代謝が高い生き物に向かう習性がある

蚊は、「① 二酸化炭素の密度の高いところ」「② 周囲より温度の高いところ」へ向かう習性があります。

 

そのため、新陳代謝の高い人が特に狙われやすくなります。

新陳代謝が高い人は、体温が高く、呼吸回数の多く、汗をかきやすいためです。

なお、普段刺されない人でも運動後や飲酒後は刺されやすくなってしまいます。

 

また、蚊が女性よりも男性を好んで吸血しに来るのも、男性の方が女性よりも新陳代謝が活発なためと考えられています。

 

ちなみに、蚊も人間だけを狙っているわけではありません。

人間以外の他の哺乳類や鳥類なども狙いますが、上述したように新陳代謝の激しい方が狙われやすくなります。

 

 

 

吸血されやすい血液型がある

4種(A型、B型、O型、AB型)の血液型の中では、特に O型 が蚊に刺されやすいと言われています。

 

上記は実験結果のようですが、科学的な根拠はまだ見つかっておらず、原因が不明とのこと。今のところは経験則のようです。

 

 

 

蚊は叩こうとした人を覚えて避ける

これは衝撃の事実!

これを知ったとき、思わず「こいつら…意外と頭良いな」と感心してしまいました。

 

蚊が血を吸おうと腕などにとまったときに叩き損ねたとしても、蚊は次にその人を狙わなくなるという実験結果が、数年前に発表されました!

蚊は叩かれそう(死にそう)になった体験とその人の匂いを結び付けて学習し、その人を避けるようになるのだとか。

参考:「 ナショジオニュース 蚊は叩こうとした人間を覚える 学習能力を初解明

 

余談ですが、蚊のメスはハリウッドスターも真っ青な難易度のミッション・クリアを目指しているのだとか(笑)

人間の皮膚に10~30秒間 とまって叩き潰されることなく吸血を済ませて離脱し、澱んだ水溜まりを探し出して産卵するという一世一代の大ミッション…。
さらに、屋内に居る人間を狙うともなれば、「家への侵入」「吸血後の家からの脱出」もあるため難易度は跳ね上がります。また、敵は人間だけでなく、家の中にいるクモに捕食される危険もあります。

そう考えると、生還率・成功率はもはや1%未満かも知れませんね。隠密行動を得意とする人気ゲーム「メタルギアソリッド」の主人公・スネークもびっくりの大ミッションです。

あぁ、コイツら涙ぐましいな…。あ、でも容赦なく駆除させてもらいま~す(#^ω^)

 

 

 

外で蚊に刺されたくないときの対策は?

ここまで紹介してきた蚊の習性を踏まえて、屋外で蚊に刺されないようにするための対策について、以下に紹介していきます。

 

虫よけスプレーを使う

蚊に刺されるのを予防するには、やはり「虫よけスプレー」が鉄板!

中でもオススメなのが「フマキラー 天使のスキンベープ」「キンチョー プレシャワーDFミスト」です。今年購入して使っていた虫よけスプレーですが、どちらも甲乙つけ難かったので二つとも紹介することにしました!

 

いずれも『イカリジン』という虫よけ成分が使用された虫よけスプレーで、「蚊」だけでなく、近年被害報告が増えている「マダニ」を忌避できる上に、肌にも優しいのがポイントです。

 

『イカリジン』とは、2015年に日本で承認された虫よけ成分で、蚊・ブユ・アブ・マダニの4つに忌避効果を発揮します。お肌に優しいだけでなく、虫よけの匂いが少ない、服の上から使えるといった特徴があります。

参考:「 アース製薬 イカリジンとは

『イカリジン』は、子どもにも使用回数制限なく使用できるのが大きなメリットです!

従来から「蚊」や「マダニ」の忌避剤として用いられてきた『ディート』という有効成分もありますが、高濃度製剤(含有率30%)の場合は小児(12歳未満)に使用できません。また、低濃度製剤(含有率12%未満)でも、小児には回数制限が設けられており、使用には注意が必要です。

参考:「 厚生労働省 ディート含有の医薬品等に関する安全対策

 

「蚊」「マダニ」は様々な感染症の運び屋になっている恐れがあるため、刺されないように注意しなければいけません。これらに刺されない・咬まれないための予防策として、『イカリジン』が含まれた虫よけスプレーは最も手軽な防衛策とも言えます。

特に、これらの虫よけスプレーは、服の上からシュッシュと吹きかけられますし、持続時間も6時間以上と長いので重宝しています。

 

 

 

 

白っぽい長袖の服を着る・肌を露出させない

上述したように、蚊は黒い色に反応して寄ってくるので、刺されたくなければ白っぽい服を着ることをオススメします。

そして、蚊やマダニの被害を受けたくなければ、『長袖の服を着て、肌を露出させないこと』が一番だと思います。いわゆる物理ガードですが、これが一番効果があります ♬

 

夏に長袖を着ていると汗をかきますが、服を貫通して刺されることは稀ですし、日焼け防止にもなって一石二鳥ですよ!

マダニは山や草むら、ヤブの中に潜んでいることが多いので、そういう場所に行く場合には必ず長袖の服を着るようにしましょう!

 

 

 

汗をこまめに拭き取る

上述したように蚊は、汗に含まれる乳酸に引き寄せられて飛んで来ます。そのため、汗をこまめに拭き取ることで、蚊が寄り付きにくくすることができます。

 

タオルで拭いても良いですが、皮膚に汗の成分を残さないようにアルコールタイプの「ウェットシート」などで汗を拭き取ると、さらに効果は高まると思われます。

 

 

 

 

 

蚊のいる場所でウロウロするときは「蚊取り線香」

蚊を退治する道具といえば、真っ先に思いつくのが「蚊取り線香」ですよね?

蚊に対する強力な武器で、これを使うと蚊がパタパタと地面に落ちていく程の威力があります。そして、チョットした外出用であれば、携帯用の吊下げ式「ミニ蚊取り線香皿」がとても便利です♬

 

蚊のいる場所で短時間(1~3時間)だけウロウロする際に最適です。例えば、私は庭などでの農作業に重宝しています。

ベルトに引っ掛けて携帯するも良し、置いておくのも良しです!

但し、蚊取り線香の熱で火傷しないよう、これを使用する際は、念のため長ズボンを着用するのが良いと思われます。

 

 

 

 

家の中に蚊がいたらどうすべき?

家の中に蚊がいた場合の対策を以下に示していきます。

 

蚊の退治は「電撃殺虫ラケット」がオススメ!

蚊を手で潰すのって意外と難しいんですよね。特に、飛んでいる状態の蚊を捉えるのは非常に難しい!

すぐに思いつく撃退方法と言えば殺虫スプレーですが、「化学物質が含まれた殺虫スプレーを室内で使うのはチョット嫌…」という人もいるかと思います。

 

 

★ そんな人にオススメなのが「電撃殺虫ラケット」です!

主に屋内用ですが、湿気の多い場所でなければ使用できます。したがって、屋外でも晴れた日であれば、蚊の多い場所でブンブン振り回すと、たくさん駆除できて楽しいです。もちろん、蚊だけでなくハエなどの害虫にも使用可能となっています♬

 

乾電池式でケーブルもないので携帯しやすく、害虫に向かって振ることでラケット部に接触した虫を感電死させます。ラケット部の面積が広いため、手で潰すよりも害虫を駆除しやすいのが特徴です。

また、感電死したらバチッという音がするので、駆除したことが分かりやすいのもGOOD!

さらに、グリップ部分にあるスイッチを押しながら通電させて使ううえ、3層構造ネット(外側のネットに触れても感電しない構造)なので、感電する恐れも低くなっています。

 

薬剤を一切使わないタイプなので、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使用できるのは嬉しいですね(但し、小さなお子さんが触れないように、保管場所には気を付けてください)。

 

 

 

 

扇風機などで風の流れを作る・風に当たる

蚊に刺されにくくするには、これが最も簡単です。

蚊は小さくてとても軽いですよね。蚊は風で吹き飛ばされやすく、少しでも風があると思うように飛ぶことができなくなります。

 

扇風機などで風の流れを作る(または、風に当たる)ことで、蚊は思うように飛んできて吸血することができなくなります。また、風を浴びることで汗の匂いも飛ばされて、蚊を攪乱させることもできます。

 

蚊は四六時中、空中を飛んでいるわけではなく、大半は壁などに留まっていて獲物を見つけたら飛んで寄ってきます。しかし、風が強い日は、飛ばされたくないのか蚊も何かに止まってしがみついて動かないことが多くなります。

つまり、風の強い場所では、獲物に向かって吸血しに行くどころではなくなります。

 

この方法は、あくまでも 刺されにくくするだけですが、その間に室内にいる蚊を見つけて、確実に駆除しましょう!

 

 

 

窓を全て閉めて一箇所だけ網戸にする

ここだけは、私個人が感じている蚊の習性ですが、

窓を全て閉めて一箇所だけ網戸にしていると、屋内にいた蚊がその網戸の近くに寄ってきて止まっていることが多いと感じます。

光に誘われているのか外気を感じているか、詳しい理由は分かりませんが、網戸の近くに蚊がとまってることが多いです。

 

★ この習性を利用して、就寝の1時間くらい前に寝室の窓を全て閉めて、(ドアを開けておいて)隣接する別の部屋や廊下の窓のみ網戸にして置くことで、蚊を寝室から追い出すことができます。

★ また、網戸にした窓の近くを探すことで蚊を見つけ出して、潰すことも容易になります

 

また、上述したとおり、蚊のメスは生還の可能性が極めて低いミッションを遂行しています(笑)

吸血を済ませた後、血を吸おうとして人に近づいたけど叩かれそう・潰されそうになった後は、命の危険を感じ早く屋外に脱出したいと考えているのかもしれませんね(#^ω^)

 

なお、もう一度書きますが、これは あくまで私の経験則なので科学的な根拠はありません。

しかし、この方法を使うと結構な確率で蚊を見つけて潰すことができています。誰かに証明して欲しいです(自分で確認すべき?笑)。

 

 

 

おわりに

私のように、蚊が寝室にいると寝ることができない人は多いと思います。夏は暖かくて良いのですが、蚊などの害虫が活発に活動しているのが嫌ですよね (>_<)

 

もうすぐ夏も終わり、蚊も居なくなるので、それまでは上述した対処方法を使って、降りかかる蚊どもを一掃してしまいましょう!!

それでは!

 

参考記事:「 マダニに注意!予防対策と咬まれたときの対処について

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