バジルが食害に!ベニフキノメイガの幼虫の見つけ方とその対策

こんにちは!コアテンです。

 

8月下旬、遂にバジルが食害に遭ってしまいました…(>_<)

前日の夜には健康そのものだったバジルですが、たった一晩でかなりの量が食い荒らされてしまい、ビックリしました!

 

「え?たった一晩でこんなに食べられたの!?」と、さすがにバジルの危機感を感じ、すぐに犯人捜しを行ったのですが見つからない…!!

小一時間かかってようやくバジルの葉っぱにくっついていた「ベニフキノメイガの幼虫」を見つけました!

「おーまーえーかー! (# ゚Д゚)」

 

今回は、「ベニフキノメイガによって食害されたバジルの様子」「ベニフキノメイガの幼虫の見つけ方」「食害への対処方法」などについて簡単に紹介したいと思います。

【閲覧注意】

当記事は、イモムシの画像が挿入されています。そういうのがダメな人は見ないでください。

引き返すなら、今のうちですよ…(汗)

 

 

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ベニフキノメイガについて

ベニフキノメイガとは?

・ベニフキノメイガの成虫は体長7~8mmの黄土色の蛾(ガ)であり、夜間に飛んできて葉の裏に半透明の卵を産み付けていきます。

シソ科のハーブが被害に遭いやすいのが特徴です。

 

ベニフキノメイガの幼虫は細長い芋虫で、移動するのが非常に早い芋虫です。

高温多湿の時期に大量発生し、夏は特に活発に動き回ります。

生まれてすぐの幼虫は体色が半透明であり、成長するにつれて複数の黒い斑点が出てきて、体色が白から黄緑色(または赤色)に変化していきます。

 

下の写真は、発見してすぐの幼虫の様子です。孵化して数日くらいでしょうか。まだ幼齢のようで、体色は半透明です。

 

 

下の写真は、さらに5日後経った幼虫の様子です。終齢になり、体色が赤褐色に変化しました。

観察していて分かったことは、移動スピードが非常に早いことです。ヒョイヒョイと遠くまで移動します。

さらに動物の気配を感じると、すぐに葉っぱの裏に隠れるという用心深い性格であることも分かりました (-_-)

 

 

 

ベニフキノメイガによる食害

ベニフキノメイガの幼虫は、葉や茎などを食べて成長し、細い糸を出して網などを作ります。幼虫は大きくなるにつれて葉を曲げて糸で綴り合わせるようになります。

 

なお、ベニフキノメイガの幼虫は、特に新芽のような柔らかい葉を好んで食べます。そのため、バジルなら先端の新芽部分が特に被害に遭いやすいです。

・ベニフキノメイガの幼虫は、非常に食欲が旺盛で、早めに駆除しないと次々と葉や茎が食べられてしまい、生育不良になって最終的には枯れてしまいます。

 

 

 

実際に食害にあったバジルの様子

下の写真のように、食害されると葉っぱに穴が開きます。また、バジルは傷つくとその部分が黒っぽい色になるので、見つけやすいと思います。

 

 

さらに、食害されて葉脈だけが残り、メッシュ状(レース状)になっている葉っぱもあります。

 

 

葉っぱを千切っていって裏を確認すると、ようやくベニフキノメイガの幼虫を発見できました! 身体が半透明だと本当に見つけにくかったです。ちなみに、下の写真はベニフキノメイガの幼虫が生まれて半日後の様子です。

細い糸で作った網というか繭の中に籠って、くつろいでいる芋虫もいやがりました(#^ω^)

 

 

また、ベニフキノメイガの幼虫がいると、下の葉の上に多数の黒い粒(フン)が乗っていたり、葉の裏に黒い粒(フン)が糸に絡まって吊り下がっていたりします。

上の写真にもベニフキノメイガの幼虫が写っています。しかし、生まれてすぐは黒い斑点も無く体色も半透明のため、非常に発見し難い (>_<)

 

私は、細い糸や網とそれに絡まった黒い粒を見て、当初はハダニの被害だと勘違いしていました。
私は、初日に幼虫を6匹見つけ、次の日にも4匹ほど見つけて駆除したら、いなくなりました!

卵は半透明で非常に見落としやすく、全部見つけ出すのは困難です。そのため、卵から孵化して幼虫による食害が出てから、即対処(捕殺)を繰り返すことで全滅させましょう!

 

 

幼虫の見つけ方のポイント

ベニフキノメイガの食害の目印となるポイントは、次のとおりです。

① 葉っぱに穴が開いている
(または、葉っぱにメッシュ状の穴が開いている)

② 葉っぱが黒く変色している
③ 葉っぱが不自然に巻いていたり、曲がっている
④ 葉っぱに細い糸や網が絡まっている
⑤ 葉の上に多数の黒い糞が落ちている
(または、多数の黒い糞が細い糸や網に絡まっている)

 

特に、新芽(柔らかい葉)が被害に遭いやすいので、新芽を重点的にチェックしましょう。

 

また、ベニフキノメイガの幼虫はとても食欲が旺盛なので、被害を拡大させないために早期発見が非常に重要です。できれば毎日、水やりのときにでもチェックしてみてください!

 

 

 

食害の予防方法・駆除方法(対処方法)

予防方法

ベニフキノメイガの幼虫による食害を防ぎたいなら、「ハーブを室内で育てる」のが良いと思います

また、その他に虫ネットを被せてベニフキノメイガの成虫が寄ってこないようにする」のも良いと思われます。

 

 

 

駆除方法(対処方法)

・基本的に食害のみで、病気などの原因になるのは稀なようです。

 

そのため、予防に力を入れるよりも、幼虫を早期に発見して捕殺するようにすれば良いと思われます。

・ベニフキノメイガの幼虫の早期発見には、上述した「幼虫の見つけ方のポイント」を参考にしてください!

 

・バジルの場合、先端部分の新芽が食害されることが多いです。多数の黒い粒(フン)が確認できれば、幼虫がその付近にいると思って間違いありません。

 

バジルの場合は、食害に遭っている部分(幼虫が居ると思われる部分)を、大まかに摘心することをオススメします。

 

摘心した後で、葉っぱを少しずつ千切っていけば、簡単に幼虫が発見できると思います。捕殺しましょう。

★なお、イモムシを手で駆除したくないという人は、摘芯した葉っぱの房を「そのまま捨てる」たは「しばらく水に浸けて(イモムシを殺して)から捨てる」と良いと思います。

 

 

まとめ

★ 最後に、以下、簡単なチェック&駆除手順を示します。

(1) バジルの葉っぱ(特に新芽付近)に穴がないか探す

(2) 穴の周辺を調べて、複数の黒い小さな糞や細い糸・網が無いか確認する

(3) 黒い小さな糞や細い糸・網があれば、蛾の幼虫の食害だと判明!

(4) 周辺の葉っぱ(穴の開いた葉っぱや、黒い糞、細い糸・網ごと)を大まかに摘み取る

(5) 摘んだ葉っぱを捨てる(葉っぱを分解すると、蛾の幼虫がいます)

 

いかがでしたか?

ベニフキノメイガによる食害は早期発見と適切な対処が重要です。

気付いたら葉っぱがほとんど無くなってた、なんてことにならないよう早期に発見できるよう毎日観察してみてくださいね。

それでは。

 

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